気象庁の火山解説
火山活動の状況
御岳(おたけ)火口では、噴火活動が続いています。噴火に伴う噴煙は、最高で火口縁上1000mまで上がりました。弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口中心から最大で200mに達しました。期間中、爆発は発生していません。
夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、集落(御岳火口から南南西約3.5km)で期間中に降灰が確認されました。
御岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。島の西側で発生している火山性地震は、少ない状態で経過しています。中長期的には、2024年10月頃から増加傾向が認められます。火山性微動は断続的に発生しています。
GNSS連続観測では、2024年10月以降、島の西側やや深部におけるマグマの蓄積量の増加を示唆するわずかな変動が認められています。また、ナベタオ観測点(御岳火口から南西約2.2km)の傾斜計では、マグマだまりがあると推定される方向が隆起する変化は、11月に入り認められません。
諏訪之瀬島では長期にわたり噴火活動が継続しており、御岳火口周辺では、噴火に伴い大きな噴石が弾道を描いて飛散する可能性があります。
夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、集落(御岳火口から南南西約3.5km)で期間中に降灰が確認されました。
御岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過しています。島の西側で発生している火山性地震は、少ない状態で経過しています。中長期的には、2024年10月頃から増加傾向が認められます。火山性微動は断続的に発生しています。
GNSS連続観測では、2024年10月以降、島の西側やや深部におけるマグマの蓄積量の増加を示唆するわずかな変動が認められています。また、ナベタオ観測点(御岳火口から南西約2.2km)の傾斜計では、マグマだまりがあると推定される方向が隆起する変化は、11月に入り認められません。
諏訪之瀬島では長期にわたり噴火活動が継続しており、御岳火口周辺では、噴火に伴い大きな噴石が弾道を描いて飛散する可能性があります。
防災上の警戒事項等
御岳火口中心から概ね1.5kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

