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地震被害拡大のチベット自治区 厳しい冷え込みに懸念

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2025/01/08 10:20 ウェザーニュース

日本時間の昨日7日(火)に大きな地震が発生したチベット自治区では被害が大きくなっています。周辺では天気の大きな崩れはないものの、朝晩の冷え込みの影響が懸念される状況です。

朝晩は−10℃前後まで低下

日本時間の昨日10時過ぎに中国・チベット自治区を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。(中国気象局の解析ではマグニチュード6.8)震源の深さが10kmと浅い地震だったため周辺では強い揺れに見舞われ、建物の倒壊など大きな被害が出ています。
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救出や復旧活動が続く中、朝晩の冷え込みが懸念される状況です。周辺は高気圧に覆われているため大きく天気が崩れることはなく、しばらくは晴天が続くと予想されます。標高4000m前後の高地であるため朝晩は冷え込みが厳しく、震源に近いティンリでは今日8日(水)の未明に−9.5℃まで気温が低下しました。

日中はプラスの気温になるものの、今夜は再び気温が低下し、−10℃前後まで冷え込む見通しです。多くの建物が倒壊していると報じられており、被災者に対する寒さ対策が欠かせない状況が続きます。
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