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気象庁1か月予報
寒い年越し 日本海側は積雪増加に注意

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2024/12/12 14:23 ウェザーニュース

今日12月12日(木)、気象庁は12月14日から1月13日までの1か月予報を発表しました。年明けにかけて気温は低めで推移し、全国的に寒い年末年始となります。日本海側は積雪が増加するため注意が必要です。

冬型の気圧配置が強まりやすい

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この先1か月の気温
この先1か月はアリューシャン近海の気圧が平年より低い一方で、大陸から東シナ海にかけては高くなるとみられます。東西の気圧差が大きくなり、日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みです。

日本列島の上空には寒気が流れ込んで、1か月の平均気温は全国的に平年よりも低い予想となっています。特に北日本は寒気の影響を受けやすくなる見通しで、平年よりも気温が低くなる確率は60%です。

年明けまで気温は低めで経過する見通し

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上空の気温の傾向を見ると12月中旬は全国的に平年よりも低く、各地で寒さが続く予想となっています。

12月下旬から来年1月上旬にかけては予測の不確実性がやや大きいものの、平年並みか平年より低めで推移する見通しです。

年末年始は冬らしい寒さの所が多くなる可能性が高く、寒さ対策をしっかりと行う必要があります。

日本海側は積雪の増加に注意

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この先1か月の降水量
冬型の気圧配置が続くため、1か月の降水量は日本海側で平年並みか平年より多く、太平洋側では平年並みか平年より少ない予想となっています。この時期はもともと日本海側で降水量が多い時期ですので、それが強調される傾向です。

気温が下がることもあり、日本海側の各地は降雪量も平年並みか多くなる見通しで、積雪の増加に注意が必要です。

太平洋側は例年以上に晴れる日が多く、空気が非常に乾燥するとみられます。インフルエンザなど感染症の流行や火の取り扱いなどに気をつけてください。
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