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冬型の気圧配置が続く日本海側は雪や雨 路面悪化や視界不良に注意

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2024/12/12 10:36 ウェザーニュース

今日12日(木)の日本付近は冬型の気圧配置が続いています。強い寒気に覆われている北日本を中心に雪の強まっている所があり、路面状況の悪化や視界不良などに注意が必要です。

昨日から積雪が大幅に増加

上空5500m付近で−39℃以下の強い寒気が北海道に流れ込み、平地で雪になる目安の−30℃以下の寒気が北陸付近まで南下してきました。北日本の日本海側は平野部でも雪になっている所がほとんどで、北陸でも内陸部や山沿いでは雪になっています。

寒気が強いことで雪雲が発達していて、10時までの1時間には北海道新篠津村で6cm,夕張市で5cm、山形県米沢市や新潟県津南町で2cmの雪を観測しました。24時間では夕張市で45cm、津南町で28cmの新たな雪が積もっています。

10時00分の時点で北海道石狩地方と秋田県には大雪注意報が発表中です。
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午後も断続的に強い雪や吹雪に

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少なくとも今日いっぱいは上空の寒気が居座るため、北日本を中心に雪の強まりやすい状況が続きます。

北海道や東北の日本海側、北陸の内陸部・山沿いでは局地的に1時間に5cmを超えるような雪が降り、多い所では今夜までにさらに20cm前後の雪が積もる予想です。東北南部や北陸の沿岸部は雨が中心ですが、活発な雲が通過するタイミングでは霰を伴うことがあります。

また、北日本を中心に風の強い状況も続き、瞬間的には15〜20m/sの強風が吹く見通しです。吹雪となって見通しが悪くなることがあります。

除雪作業はこまめに行い、車で移動する場合は路面状況の悪化や吹雪による視界不良などに十分注意をしてください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
でっちゃんさん