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西日本や東海でハロなどの光学現象 前線の北に広がる薄雲が創り出す

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2024/10/25 13:45 ウェザーニュース

今日25日(金)は西日本や東海でハロなどの光学現象が見られています。前線の北に広がる薄い雲が創り出しているものです。

今後の空の変化に注目

ウェザーニュースアプリのユーザーから投稿された写真のなかから、三重県いなべ市からの投稿をご紹介します。この写真には太陽の周囲を取り囲む光のリング「ハロ」、ハロの上部に重なる虹色の「上部タンジェントアーク」、太陽の左右に現れる「幻日」、さらに太陽の中心と幻日を結ぶように伸びる「幻日環」と、複数の光学現象が現れています。

これらの現象は上空の高い所に広がる薄い雲を構成する氷の粒が、太陽の光を屈折させて見えているものです。氷の粒の形状や並び方によって屈折の仕方が変化し、様々な光学現象となって現れます。

今日は日本の南の海上に前線が伸びていて、その北側の少し離れた所に薄雲が広がっている状況です。この後は西日本を中心に前線が北上傾向となるため雲が厚みを増し、光学現象は見えにくくなってきます。明日26日(土)は雨の降り出す所もあるので、空の変化に注目です。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
あけそらさん