広い範囲で最低気温が10℃を下回る
上空5500m付近で−21℃以下の、この時期としては強い寒気が北海方面から地中海付近まで大きく南下しています。寒気の南下によって気温が大きく低下し、ドイツやスイスといった内陸の地域では冷え込みが強まりました。
ドイツ・ベルリンでは12日(木)の最低気温が8.9℃と夏以降では初めて10℃を下回っています。8日(日)までは30℃前後まで上がっていた最高気温も、ここ数日は10℃台と一気に低下しました。スイス・チューリッヒでは平年よりも5℃ほど低い5.3℃の最低気温を観測しています。
ドイツ・ベルリンでは12日(木)の最低気温が8.9℃と夏以降では初めて10℃を下回っています。8日(日)までは30℃前後まで上がっていた最高気温も、ここ数日は10℃台と一気に低下しました。スイス・チューリッヒでは平年よりも5℃ほど低い5.3℃の最低気温を観測しています。
オーストリアなどは大雨災害のおそれ
強い寒気が急激に南下したことで、寒気の南東側では大気の状態が非常に不安定になっています。南からは暖かく湿った空気が流れ込むことで低気圧が形成されて、その周辺で雨雲が発達しやすくなる見込みです。
特にオーストリアやハンガリー、チェコなどで14日(土)にかけて断続的に強雨となり、雨量が増加するおそれがあります。多い所では総雨量が200mm前後に達する見通しです。
2002年に大規模な洪水を引き起こした時に似たパターンとなっているとも言われていて、オーストリアの気象当局などは大雨による災害に対し、警戒を呼びかけています。
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特にオーストリアやハンガリー、チェコなどで14日(土)にかけて断続的に強雨となり、雨量が増加するおそれがあります。多い所では総雨量が200mm前後に達する見通しです。
2002年に大規模な洪水を引き起こした時に似たパターンとなっているとも言われていて、オーストリアの気象当局などは大雨による災害に対し、警戒を呼びかけています。
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