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雨の範囲が広がり暑さ和らぐ
猛暑日地点数はわずか13地点に

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2024/08/28 15:51 ウェザーニュース

今日28日(水)は台風10号の北上に伴い、西日本で雨の範囲が広がっています。日差しが届いた近畿周辺では気温が高くなった一方、九州では南部を中心に30℃に届かない所が多くなりました。

九州南部は今月初めて30℃に届かず

15時までの最高気温の分布を見ると、35℃以上を表す赤色の地点はかなり少ないことがわかります。15時までに35℃以上の猛暑日となったのは全国でわずか13地点で、7月16日以来の少なさです。今年8月の中では最も少なくなりました。

猛暑日となった近畿周辺は、昼頃にかけて日差しがしっかりと届いたことに加え、南東からの風が山を越えて少しフェーン現象も発生したとみられます。全国で最も気温が高かったのは兵庫県福崎町で、12時46分に36.1℃を観測しました。

台風の影響で雨が降っている九州は、宮崎市や鹿児島市で今月初めて30℃に届いていません。また、昨日27日(火)で40日連続の猛暑日となった福岡県太宰府市も今日は29.3℃にとどまりました。
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明日も気温は低めだが蒸し暑さに注意

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明日29日(木)は台風10号がゆっくりと九州に接近、上陸する可能性があります。台風の中心が近い九州をはじめ、西日本では広い範囲で雨が降り、最高気温は30℃を下回る所が多い予想です。

ただ、台風周辺の湿った空気が流れ込み、蒸し暑くなることが考えられます。九州では暴風によって停電が発生するリスクがあり、空調が使用できなくなる可能性もありますので、通気性の良い服装やうちわ・扇子など風を起こせるものを用意しておくと安心です。

一方で、晴れる北海道は30℃前後の所が多くなります。まだまだ暑さ対策が欠かせません。
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