facebook line twitter mail

気象庁1か月予報 寒暖を繰り返すも全般に気温高め 寒気の南下は一時的か

2023/10/19 14:32 ウェザーニュース

今日19日(木)、気象庁は10月21日から11月20日までの1か月予報を発表しました。

この先は秋らしく寒暖の変化を繰り返すものの、全体的には平年よりも気温の高い傾向が続きます。寒気の南下は一時的で、季節の進みは引き続きゆっくりとなりそうです。

気温は平年より高めも寒暖差は大きい

この先1か月の気温
中国大陸の高気圧が平年より弱く、日本付近は冬型の気圧配置になりにくいとみられます。これは寒気の南下が弱いことを示していて、気温は高い傾向となる見込みです。

北日本はこれから11月はじめ頃にかけて、東日本と西日本では10月終わりから11月はじめ頃にかけて特に気温が平年よりも高くなる予想となっています。日本近海の高い海面水温の影響が続くため、1か月の平均気温は全国的に平年よりも高い予想です。

一時的な寒気の南下で寒くなるタイミングはあるものの、季節の進みは引き続き普段の年よりも遅くなります。

関東以西の太平洋側は降水量が平年より少ない傾向

この先1か月の降水量
天気は秋らしく数日の周期で変わる見通しです。冬型の気圧配置はあまり強まらず、東日本・西日本の太平洋側は高気圧に覆われやすくなります。

このため、1か月の降水量は関東甲信や東海、西日本の太平洋側で平年並みか平年より少ない予想となっています。北日本や北陸、西日本の日本海側は平年並みの見込みです。

気温が平年より高いため、日本海側の本格的な雪のシーズンは少し遅れる可能性があります。
» 詳細 ウェザーニュース長期見解