国内:渡島半島と留萌地方で最大震度3の地震
9日(月)23時42分頃、渡島地方西部を震源とするマグニチュード3.0、深さ8kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道福島町で最大震度3、松前町で震度1を観測しています。
渡島地方西部ではマグニチュード2〜3程度の浅い地震が時々発生しています。今年4月にもほぼ同じ震源で最大震度3の揺れを観測する地震がありました。
また、13日(金)16時54分頃には留萌地方南部を震源とするマグニチュード3.2、深さ9kmと推定される地震が発生しました。この地震では北海道小平町で最大震度3、幌加内町で震度1を観測しています。
留萌地方南部ではマグニチュード3〜4程度の浅い地震がしばしば発生し、2004年にはマグニチュード6.1という規模の大きな地震が起きて、最大震度5強の強い揺れとなりました。
留萌沖には南北に伸びる断層帯があると考えられており、強い地震のリスクがあるエリアです。
渡島地方西部ではマグニチュード2〜3程度の浅い地震が時々発生しています。今年4月にもほぼ同じ震源で最大震度3の揺れを観測する地震がありました。
また、13日(金)16時54分頃には留萌地方南部を震源とするマグニチュード3.2、深さ9kmと推定される地震が発生しました。この地震では北海道小平町で最大震度3、幌加内町で震度1を観測しています。
留萌地方南部ではマグニチュード3〜4程度の浅い地震がしばしば発生し、2004年にはマグニチュード6.1という規模の大きな地震が起きて、最大震度5強の強い揺れとなりました。
留萌沖には南北に伸びる断層帯があると考えられており、強い地震のリスクがあるエリアです。
国内:国後島付近で深発地震
9日(月)14時10分頃、国後島付近を震源とするマグニチュード5.5、深さ175kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道根室市、別海町、浜中町で最大震度2を観測しています。
また、震源から離れた青森県や岩手県でも震度1を観測しました。
深発地震では沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わり、プレート境界に近い遠方で揺れが大きくなる現象がみられることがあり、これを「異常震域」といいます。
また、震源から離れた青森県や岩手県でも震度1を観測しました。
深発地震では沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わり、プレート境界に近い遠方で揺れが大きくなる現象がみられることがあり、これを「異常震域」といいます。
国内:青森県西方沖の地震でも異常震域
13日(金)19時00分頃、青森県西方沖を震源とするマグニチュード5.0、深さ171kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道様似町、浦幌町、青森県八戸市、岩手県宮古市、久慈市などで最大震度2を観測しています。
震源は日本海に近いエリアでしたが、震度1以上の揺れを観測したのは太平洋側が大部分です。前述の国後島の地震と同様に、震源が深い地震だったため「異常震域」となりました。
日本海側では太平洋プレートが深い所まで沈み込んでいて、規模の大きな深発地震がしばしば発生します。今回の震源に近い所では2009年にマグニチュード5.4の地震があり、やはり太平洋側で最大震度3を観測しました。
深発地震では震央の近傍では揺れが小さくても、遠方に強い揺れが伝わることがあるため注意が必要です。
震源は日本海に近いエリアでしたが、震度1以上の揺れを観測したのは太平洋側が大部分です。前述の国後島の地震と同様に、震源が深い地震だったため「異常震域」となりました。
日本海側では太平洋プレートが深い所まで沈み込んでいて、規模の大きな深発地震がしばしば発生します。今回の震源に近い所では2009年にマグニチュード5.4の地震があり、やはり太平洋側で最大震度3を観測しました。
深発地震では震央の近傍では揺れが小さくても、遠方に強い揺れが伝わることがあるため注意が必要です。
世界:アフガニスタンで再びM6.3 前回と同一のメカニズムか
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は4回発生しています。最も大きな地震はマクオーリー島西方とアフガニスタンで起きたマグニチュード6.3です。
日本時間の11日(水)朝、アフガニスタン西部を震源とするマグニチュード6.3、深さ約9kmと推定される地震が発生しました。
7日(土)に2回続けて発生したマグニチュード6.3の地震の少し東側が震源です。地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析され、7日(土)の地震の一連の活動と考えられます。
震央付近では最大で改正メルカリ震度階級のVIIIの強さの揺れになったとみられます。厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度5強〜6弱程度の揺れに相当します。甚大な被害となった地域で再び強い揺れとなり、新たな被害に見舞われました。
一時的に余震が増加したものの、12日(木)以降は活動が落ち着いています。
日本時間の11日(水)朝、アフガニスタン西部を震源とするマグニチュード6.3、深さ約9kmと推定される地震が発生しました。
7日(土)に2回続けて発生したマグニチュード6.3の地震の少し東側が震源です。地震のメカニズムは南北方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析され、7日(土)の地震の一連の活動と考えられます。
震央付近では最大で改正メルカリ震度階級のVIIIの強さの揺れになったとみられます。厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度5強〜6弱程度の揺れに相当します。甚大な被害となった地域で再び強い揺れとなり、新たな被害に見舞われました。
一時的に余震が増加したものの、12日(木)以降は活動が落ち着いています。
世界:スロバキアで珍しいM5の地震
日本時間の10日(火)未明、スロバキア東部を震源とするマグニチュード5.0、深さ約8kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ、逆断層型と解析されています。
スロバキアはユーラシアプレート上にあるため、大きな地震はあまり起きません。今回と同様のマグニチュード5前後の地震も数えるほどしかないくらいです。
アメリカ地質調査所の記録によると、スロバキア国内でマグニチュード5以上の地震が発生したのは1930年以来となります。スロバキア東部の地震としては1900年以降で最大規模です。
スロバキアはユーラシアプレート上にあるため、大きな地震はあまり起きません。今回と同様のマグニチュード5前後の地震も数えるほどしかないくらいです。
アメリカ地質調査所の記録によると、スロバキア国内でマグニチュード5以上の地震が発生したのは1930年以来となります。スロバキア東部の地震としては1900年以降で最大規模です。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。