温度差で生じる蜃気楼の一種
今回見られた「だるま朝日」は、太陽の光が屈折することで起こる蜃気楼の一種で、「下位蜃気楼」現象によるものです。
通常、光はまっすぐ進みますが、密度の異なった空気を通ると光は曲がって進みます。空気の密度は主に気温によって決まるため、陸上で十分に冷やされた空気の層と、比較的暖かい海面付近の空気の層との間で温度差が大きくなると、光が曲げられます。これにより下側にも太陽の虚像が見えることで、日の出時や日没時に丸い太陽が歪んで、だるまのような形に見えるのです。見える時間は数分もない、一瞬の現象です。
空気と水を比較すると、空気は熱されやすく冷めやすい、水は熱されにくく冷めにくい性質があります。そのため、気温差の大きい秋や冬の朝夕には、冷えやすい空気と冷えにくい海水の温度差で「だるま朝日」を見られることが多くなります。
通常、光はまっすぐ進みますが、密度の異なった空気を通ると光は曲がって進みます。空気の密度は主に気温によって決まるため、陸上で十分に冷やされた空気の層と、比較的暖かい海面付近の空気の層との間で温度差が大きくなると、光が曲げられます。これにより下側にも太陽の虚像が見えることで、日の出時や日没時に丸い太陽が歪んで、だるまのような形に見えるのです。見える時間は数分もない、一瞬の現象です。
空気と水を比較すると、空気は熱されやすく冷めやすい、水は熱されにくく冷めにくい性質があります。そのため、気温差の大きい秋や冬の朝夕には、冷えやすい空気と冷えにくい海水の温度差で「だるま朝日」を見られることが多くなります。
朝晩と昼間の寒暖差に注意
今朝は晴れているところが多く放射冷却現象が効いたことで気温が低くなり、だるま朝日が見られた田原市に近いアメダス伊良湖では今朝の最低気温は15.6℃まで下がりました。25℃近くある周辺の海域との温度差が大きく、東側には雲がない状況だったため、だるま朝日を見ることができたようです。
関東や東海、西日本では朝は涼しさを感じる冷え込みとなりましたが、昼間は25℃前後まで気温が上がって穏やかな陽気となりそうです。朝晩と昼間の体感差が大きくなるので寒暖差にご注意ください。
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関東や東海、西日本では朝は涼しさを感じる冷え込みとなりましたが、昼間は25℃前後まで気温が上がって穏やかな陽気となりそうです。朝晩と昼間の体感差が大きくなるので寒暖差にご注意ください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)そらみりんさん