「爆弾低気圧」と呼ばれるような急発達

大西洋で発生した低気圧は日本時間の26日(火)夜の時点で996hPaだった中心気圧が、27日(水)午前には960hPa台まで発達すると予想されています。大西洋北部に上空5500m付近で－21℃以下の寒気が流れ込んできたことが低気圧の発達に影響しています。

いわゆる「爆弾低気圧」と呼ばれるような急速な発達で、気象当局は低気圧を「Agnes」と命名しました。ヨーロッパでは被害をもたらすおそれのある低気圧に対し、台風やハリケーンなどのように命名が行われています。

低気圧は日本時間の27日(水)夜（現地時間の27日(水)午後）にアイルランド付近を通過する見込みです。
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特に風の影響が大きいとみられ、沿岸部では瞬間的に30m/sを超えるような暴風、内陸部でも広い範囲で20m/s以上の強風が予想されます。建物の損壊や停電、交通機関への影響などに警戒が必要な状況です。また、低気圧の周辺では雨雲が発達し、大雨のおそれがあるとして、現地の気象当局は警戒を呼びかけています。
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