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秋は目にかかるダメージが大きい季節 充血を防ぐ注意点と目によい食べもの

2023/10/12 08:54 ウェザーニュース

秋に入ると次第に空気の乾燥が進むようになります。空気が乾燥してくると目がゴロゴロしたり、充血するなどの症状が出ることがあります。さらに、花粉やほこり、細菌などによって目が充血することもあります。

その他にも「秋の夜長」や「読書の秋」といわれるように、秋は目が疲れやすい季節です。そこで、目の充血を防ぐための注意点、目の健康によい食べものなど紹介します。

目の充血を防ぎたい

「目の充血は、炎症や疲れなどにより白目部分の表面の血管が拡張して赤く見えるものです。炎症は、目をこすったり、異物が目に入ったりするほか、紫外線、コンタクトレンズの長時間の装用、細菌・ウイルス感染などが原因です。

また、目の疲れやストレス、目の乾き、睡眠不足などから目を回復させようと酸素や栄養素の運搬が活発になることで、目の血流量が増えて血管が拡張し、充血することもあります」(ライオン株式会社 ヘルスケアマイスター・芳賀理佳さん)

目の充血を防ぐために次の注意点を守りたいといいます。

(1)目に入った異物は目薬などで洗い流す
目がゴロゴロするなどの違和感を感じたときは、目薬などで洗い流すようにします。

「目についた花粉やほこり、細菌などが、目の充血の原因となります。手やハンカチでこすったりせず、目薬などで洗い流しましょう」(芳賀さん)

(2)部屋を清潔に
目に優しい室内環境を守るため、部屋の掃除、換気も行いましょう。

「ハウスダストやダニ、ペットの毛、フケ、カビなどアレルギーの原因となるものを取り除いたり、定期的に換気を行うのも大切です」(芳賀さん)

(3)空気の乾燥に注意
これからの季節は、部屋の空気が乾燥しがちなので注意します。

「ドライアイ(目の乾き)が原因で目が充血することもあります。必要に応じて加湿器などで調整しましょう」(芳賀さん)

食事などで目を健やかに

目の充血を防ぐには、目の健康そのものを保つことも大切です。

「目の健康のためには栄養バランスも考えたいものです。ビタミン類やミネラル類の豊富な野菜や魚介類などを積極的に食事に取り入れましょう。

また、アントシアニンやアスタキサンチン、ルテインなどの色素や、DHA(ドコサヘキサエン酸)も目の健康によいとして注目されている成分です」(芳賀さん)
生活のなかで、目の負担となるものも減らしたいものです。

「パソコンやスマートフォンなどの見過ぎや、コンタクトレンズの過剰使用は目の負担となります。疲労やストレスを溜めない、十分な睡眠をとるといった生活の基本も忘れないようにしましょう。

また、目の充血を防ぐためには、タバコ、アルコールなど、粘膜に刺激を与えるようなものはなるべく控えるようにしましょう。

目が充血したときは、冷たいタオルなどで目のまわりを冷やすことで、目の血管が収縮し、充血がやわらぎます。また、市販の目薬を使うのも1つの方法です。『目の充血』に効果のある成分の配合されたものもありますので、ご自身の症状に合った目薬を選びましょう。

ただし、目の充血が続いたり再発を繰り返すようなら、自己判断はせずに病院を受診しましょう」(芳賀さん)

季節の変わり目は気温や湿度の変化などで体調も崩しやすいですが、丁寧な生活で目の健康を守りましょう。
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参考資料など

取材協力/ライオン(株)生活情報サイト「Lidea」(https://lidea.today/)