アラビア海の海面水温は平年より高い

インド北西部には低気圧が停滞していて、そこに向かってアラビア海から湿った空気が継続的に流入しています。その影響で低気圧の周辺では強雨が継続して雨量が増加している状況です。

16日(土)にはマディヤ・プラデーシュ州で24時間に400mm以上、17日(日)にはラジャスタン州で24時間に300mm以上の記録的な大雨を観測した所があります。

今年のインド北西部は7月に雨量が多く、8月は平年より少ない傾向となっていました。例年では9月になると雨量は減少するものの、今年はアラビア海の海面水温が平年より高くなっていることもあり、大雨に繋がったと見られます。

少なくとも19日(火)にかけて雨の強まりやすい状況が続く見通しです。洪水の発生など影響が懸念されるため、現地の気象当局は警戒を呼びかけています。
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