寒冷渦の影響で大気の状態が不安定 九州各地で雨雲が発達中
2023/09/11 13:27 ウェザーニュース
今日11日(月)の九州は寒冷渦の影響で、大気の状態が不安定になっています。昼前から雨雲が発生しはじめ、内陸部や山沿いを中心に発達してきました。局地的な雷雨に注意が必要です。
短時間の強雨や落雷、雹(ひょう)などに注意
九州付近には寒冷渦と呼ばれる、上空に寒気を伴った低気圧があります。上空5500m付近の気温が-6℃以下となっている一方で、地上付近の気温は30℃を上回り気温差が大きくなってきました。
大気の状態が不安定になって、内陸部や山沿いでは雨雲が急速に発達しています。一つ一つの雨雲は小さいものの活発で、佐賀県佐賀市・北山では12時30分までの1時間に31.5mmの激しい雨を観測しました。
この後は雨雲がさらに発達するとみられ、平野部の市街地でも局地的な雷雨となる可能性があります。短時間の激しい雨による道路冠水や落雷、突風、雹(ひょう)などに注意が必要です。
» 雨雲レーダー
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)