今後、数日程度は強い揺れに注意

奄美地方のトカラ列島近海では昨日8日(金)未明から地震が増加しています。震度1以上の有感地震は8日(金)に88回を観測しました。今日9日(土)はさらに地震が増えており、13時30分までに121回と、この2日間で200回を上回っています(速報値)。

未明の2時28分頃には昨日からの最大規模となるマグニチュード5.0、震度4の地震が発生しました。

トカラ列島の群発地震は活動が始まって間もなくピークを迎えるケースが良くみられます。今年5月の活動では5月11日から活発になり、2日後の13日にマグニチュード5.1、最大震度5弱の地震が発生。2021年12月の際は、12月4日から活発になって5日後の9日にマグニチュード6.1、最大震度5強の地震が発生しています。

今日未明に発生したマグニチュード5.1の地震は、震源が島から離れていたため震度4の揺れに留まりましたが、近くで同規模の地震が起きた場合はさらに強い揺れとなっておかしくありません。少なくとも今後、数日程度は震度4～5弱程度の揺れには注意が必要です。
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