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台風の影響で千葉県は雨量が300mm超に 東京などは雨の峠越える

2023/09/08 11:21 ウェザーニュース

台風13号による大雨で千葉県内を中心に雨量が増加し、24時間雨量が300mmを超えた所があります。災害発生の危険性が高まっているので厳重な警戒が必要です。

シアーライン付近で雨雲が非常に発達

台風の北側にシアーライン(風の流れが変化する境界線)が形成され、そこに向かって湿った空気が集中することで雨雲が非常に発達しました。シアーライン付近には局地的な低気圧が発生して、早朝に伊豆諸島南部に猛烈な雨を降らせ、その後は北上して千葉県を中心に雨が強まっています。

線状降水帯が解析され、相次いで記録的短時間大雨情報が発表されています。

断続的な強雨で総雨量が増加しており、11時10分までの24時間雨量は、千葉県大多喜町で301.0mm、千葉県鴨川市で287.5mmに達しました。土砂災害や浸水の危険度が非常に高くなっており、厳重な警戒が必要です。
» 現在の土砂災害危険度

千葉県北部や茨城県は午後も強雨警戒

東京都心などは活発な雨雲が抜けて、雨の峠は越えたとみられます。最も雨量が多くなっている千葉県南部はあと1時間ほどで雨のピークは過ぎる見込みです。ただ、雨が落ち着いた後もしばらくは災害発生の危険性が続きますので、油断はできません。

午後になると発達した雨雲は千葉県北部から茨城県へ移るとみられます。局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれがあり、線状降水帯が形成された場合は、さらに雨量が増加する可能性があります。

千葉県や茨城県では夕方まで強雨に警戒をしてください。
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