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台風11号は2日(土)頃に沖縄・先島付近を通過か 台風12号は週末に日本の南へ

2023/08/31 17:21 ウェザーニュース

8月31日(木)15時現在、台風9号(サオラー)・台風11号(ハイクイ)・台風12号(キロギー)の3つの台風が発生しています。

台風11号は進路が南寄りに変化し、明後日9月2日(土)頃に沖縄・先島諸島に最接近する予想になってきました。ただ、台風の北側で風や雨が強まりやすい状態に変化はないため、沖縄や奄美地方でも高波に警戒、強風には十分な注意が必要です。

台風12号は週末に日本の南に北上してくる見通しになっています。
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台風11号 先島諸島で暴風雨のおそれ

8月31日(木)15時現在、台風11号(ハイクイ)は沖ノ鳥島近海を西北西に進んでいます。中心気圧は985hPa、中心付近の最大風速は30m/sと解析されています。今後さらに発達し、明日までには「強い」勢力になる予想です。

進路は徐々に南寄りになってきており、2日(土)頃に暴風域を伴ったまま先島諸島付近を通過する予想に変化しました。先島諸島では暴風雨や大雨、うねりを伴った高波や高潮などに厳重な警戒が必要です。

また、台風11号と本州付近に勢力を広げる太平洋高気圧との間で気圧差が大きくなるため、台風の北側に風の強い領域が大きく広がるとみられます。沖縄本島や奄美地方でも風が強まる見解に変化はありませんので、高波に警戒、強風には十分に注意をしてください。

アウターバンドと呼ばれる台風の外側の活発な雨雲や、湿った空気による強雨も予想されます。台風の中心から離れていても、油断は禁物です。
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台風12号 日本の南で熱帯低気圧に変わる予想

8月31日(木)15時現在、台風12号(キロギー)は南鳥島近海を北に進んでいます。午前中よりやや発達し、中心気圧は992hPa、中心付近の最大風速は25m/sと解析されています。この先は太平洋高気圧の周囲をまわるようにして北西に進み、9月2日(土)頃に小笠原諸島に最接近したあと、本州の南の海上に近づいてくる予想です。

一時的に暴風域を伴う勢力になることが予想されていますが、その後は衰弱して勢力を落とし、3日(日)には日本の南で熱帯低気圧に変わる見通しになっています。

台風本体による荒天の可能性は低いものの、この進路だと湿った空気を日本列島に運び込むことになるため、熱帯低気圧になったとしても強い雨を降らせるおそれがあります。引き続き、今後の情報に注意してください。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「サオラー(Saola)」はベトナムが提案した名称で、ベトナムレイヨウという動物のことです。

台風11号の名前「ハイクイ(Haikui/海葵)」は中国が提案した名称で、「イソギンチャク」のことを意味する中国語からとられています。

台風12号の名前「キロギー(Kirogi/기러기)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、「がん(雁)」のことを意味する朝鮮語からとられています。
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