▼台風11号　8月29日(火)6時
　中心位置　　　フィリピンの東
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　西　15 km/h
　中心気圧　　　998 hPa
　最大風速　　　18 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　25 m/s

昨日発生した台風11号は、海面水温の高い海域を進むため、水蒸気の供給を受けて発達する見込みです。太平洋高気圧が強まるため、台風は発達しながら太平洋高気圧の縁を周るように北西方向に進みます。

気象庁の情報によると、9月1日(金)3時には中心は沖縄の南にあって、中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は30m/sと暴風域を伴う勢力になると予想されています。沖縄では台風の接近によって風や雨が強まり荒天となるおそれがあります。西日本太平洋側でも台風がもたらす湿った暖かい空気によって発生した雨雲が強い雨を降らせる可能性があります。

まだ台風の進路については不確実性があるものの、その動向には注意が必要です。
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この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの（メンバー）で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

太平洋高気圧が日本の東側から勢力を強めるため、ほとんどのメンバーが北西に進む傾向で揃っています。その後は沖縄付近を通って東シナ海方面に向かうものや中国大陸に向かうもの、日本海を目指すもの、沖縄ではなく台湾など南側へ向かうものなどかなり幅が大きく、まだ進路予測のばらつきがあることがわかります。

進路だけでなく、タイミングや勢力の予測も誤差がかなり大きい状況です。日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
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5日先までに台風11号の暴風域に入る確率が3%以上である府県予報区は以下の通りです。（気象庁）

　奄美地方　　　　　　27 %
　沖縄本島地方
　　本島北部・中南部　39 %
　　慶良間・粟国諸島　40 %
　　久米島　　　　　　39 %
　大東島地方　　　　　13 %
　宮古島地方　　　　　33 %
　八重山地方
　　石垣島地方　　　　22 %
　　与那国島地方　　　12 %
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▼台風9号　8月29日(火)6時
　中心位置　　　フィリピンの東
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　非常に強い
　移動　　　　　北北西　ゆっくり
　中心気圧　　　955 hPa
　最大風速　　　45 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　60 m/s

台風9号はフィリピンの東の海上をゆっくりと北上しています。この後は明日にかけて一時的に発達する予想で、非常に強い勢力を維持したまま台湾の南を通過した後、やや勢力を落として大陸方面に進む予想です。

沖縄の先島諸島では、このあとだんだんと波が高まり始めるため注意が必要になります。
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▼台風10号　8月29日(火)6時
　中心位置　　　日本の東
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　／／
　移動　　　　　東北東　35 km/h
　中心気圧　　　985 hPa
　最大風速　　　25 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　35 m/s

台風10号は日本の東の海上をこのあとも東に進み、日本列島から更に遠ざかる予想です。

北海道や東北の沿岸部では、台風が離れてもうねりなど高波の影響が残るので注意してください。
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台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風9号の名前「サオラー（Saola）」はベトナムが提案した名称で、ベトナムレイヨウという動物のことです。台風10号の名前「ダムレイ（Damrey）」はカンボジアが提案した名称で、「象」を意味するクメール語からとられています。台風11号の名前「ハイクイ（Haikui／海葵）」は中国が提案した名称で、「イソギンチャク」のことを意味する中国語からとられています。
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