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札幌や秋田など観測史上1位の暑さ 北日本は明日も熱中症に警戒必要

2023/08/23 15:13 ウェザーニュース

今日23日(水)は太平洋高気圧が北日本を中心に覆ったため、各地で厳しい暑さとなりました。札幌市や秋田市など観測史上1位の記録を更新した所もあります。

体温を大きく超える暑さに

太平洋高気圧が北に勢力を移したため、北日本には暖かな空気が流れ込み、晴れて強い日差しが照りつけました。

15時00分までの最高気温は全国で最も高くなった新潟県長岡市で39.0℃を観測し、秋田県大館市、山形県酒田市でも38.8℃まで上がっています。

また、秋田市は38.5℃、札幌市は36.3℃といずれも観測史上1位の暑さです。札幌市は過去最も遅い猛暑日の記録も更新しています。

今日の日本列島は北が暑い傾向に

14時の推計の気温分布では、新潟から東北日本海側に36℃以上を示す紫色の領域がみられ、体温を上回るような危険な暑さになっています。また、北海道の石狩平野や網走・紋別地方の内陸部などに33℃以上のエリアが広がり、関東や東海よりも気温が上昇しました。

その一方で、今日の日本列島で最も気温が低いのは甲信の山間部と四国山地で、標高の高い地域では18℃未満を示す青色の領域がみられます。

最高気温が最も低かったのは栃木県日光市・奥日光で22.2℃です。四国でも高知県いの町・本川は22.8℃、徳島県三好市・京上で23.3℃など25℃に届かない所がありました。

明日も北日本を中心に厳しい暑さ

明日24日(木)は太平洋高気圧の勢力が東に退くため、北日本の気温は今日に比べると少し下がります。それでも秋田市で36℃、札幌市で33℃など厳しい暑さには変わりがありません。熱中症の危険性は依然として高いので、万全の対策が必要です。

関東から西日本のかけては雲が広がり、雨の降る所があるため、35℃以上の所は少ない予想となっています。東京都心の最高気温はは33℃、大阪市は32℃の見込みです。

湿度が高いため蒸し暑く、日差しが増えるとこれ以上に気温が上がる可能性があります。引き続きエアコンが活躍する一日です。
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