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台風6号が熱帯低気圧に 複雑な経路をたどり影響が長かった

2023/08/11 10:35 ウェザーニュース

沖縄や西日本に大きな影響をもたらした台風6号(カーヌン)は、今日8月11日(金)3時に朝鮮半島で勢力を落として熱帯低気圧に変わりました。

夏の台風らしく偏西風の影響を受けずに複雑な経路をたどり、影響が長くなったことも特徴的でした。台風として存在した期間は14日間となり、今年の台風2号とならんで歴代15位タイの長さとなっています(速報値)。

▼元台風6号 8月11日(金)3時
 中心位置   朝鮮半島
 移動     北西 20 km/h
 中心気圧   994 hPa
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台風6号の影響が小さくなっても油断禁物

11日(金)の波の予想
台風6号による影響は既に小さくなっていますが、非常に強い台風7号の影響が早くも出はじめています。今日の時点で、波の高さは四国から東北の太平洋沿岸で2m前後、関東の一部や伊豆諸島などは3mに達する見込みです。

晴れていても海のレジャーは無理をせず、海水浴場など遊泳禁止の措置がとられている場合は、指示に従うようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風6号の名前「カーヌン(Khanun)」はタイが提案した名称で、タイの果物の名前(パラミツ、ジャックフルーツ)からとられています。

台風7号の名前「ラン(Lan)」はアメリカが提案した名称で、「嵐」を意味するマーシャル語(北西太平洋のマーシャル諸島のことば)からとられています。
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