ところが、桃の生産量トップ2である山梨県と福島県だけ「硬いのが好き」が多数派となりました。その理由を福島県観光物産交流協会に伺ったところ、次のように答えていただきました。
「明確なことは分かっていませんが、もともと福島の桃は硬い品種が多いことに加えて、産地なので新鮮な桃が手に入りやすいということが考えられます。桃は鮮度が良いものほど硬いので、新鮮なうちに食べられることが多いのかもしれません」
果肉の硬さは鮮度にもよりますが、品種によってもあるそうです。山形県天童市の果樹農家、ヒロ・スマイルファームの後藤広美さんに伺いました。
「明確なことは分かっていませんが、もともと福島の桃は硬い品種が多いことに加えて、産地なので新鮮な桃が手に入りやすいということが考えられます。桃は鮮度が良いものほど硬いので、新鮮なうちに食べられることが多いのかもしれません」
果肉の硬さは鮮度にもよりますが、品種によってもあるそうです。山形県天童市の果樹農家、ヒロ・スマイルファームの後藤広美さんに伺いました。
早生から晩生にいくほど果肉が硬めの傾向
「桃の品種ごとの旬は短く、10日からせいぜい20日ほどです。このため、さまざまな品種が早生から晩生(おくて)へとリレーのようにつないでいくことで、7~9月にかけておいしい桃を食べることができるのです」(後藤さん)
桃は同じような見た目をしていても、品種によって甘さも食感も大きく異なります。
「特に食感、つまり果肉の硬さは好みが分かれるところです。一般的に、最初に出てくる早生系は柔らかいものが多く、晩生にいくと硬いものが増える傾向にあります。
柔らかい品種では皮がツルっとむけて触れないほど柔らかくて果汁があふれ出すものや、硬い品種ではリンゴのようにパリッとしたものまであり、本当に個性さまざまです」(後藤さん)
主な品種別に甘さと果肉の硬さをチャートにしてもらいました。
桃は同じような見た目をしていても、品種によって甘さも食感も大きく異なります。
「特に食感、つまり果肉の硬さは好みが分かれるところです。一般的に、最初に出てくる早生系は柔らかいものが多く、晩生にいくと硬いものが増える傾向にあります。
柔らかい品種では皮がツルっとむけて触れないほど柔らかくて果汁があふれ出すものや、硬い品種ではリンゴのようにパリッとしたものまであり、本当に個性さまざまです」(後藤さん)
主な品種別に甘さと果肉の硬さをチャートにしてもらいました。
白鳳・白桃系と黄桃系に大別される桃
「桃は、見た目がピンク系あるいは白系の白鳳・白桃系と黄色い黄桃系に大別されます。
白鳳系は果肉が柔らかい早生品種が多く、黄桃系は比較的果肉がしっかりした晩生系が多いです。
硬い桃は未熟で甘くないのでは?と思う方も少なくないですが、『おどろき』などは完熟しても硬いままで、しかも甘い品種です。
また、硬くても1週間ほど置いておくとトロッとした食感に変わり、マンゴーのような香りがする『黄金桃』などもあります。
それぞれの桃が持つ個性に合わせてお好みの桃を選んでください」(後藤さん)
桃は取り扱いが難しい果物で、手で持つ際には指ではなく手のひらで持ち、指は支える程度にするとよいそうです。
特に寝かせて甘くする品種は、押したりするとそこから傷んでおいしくなる前にダメになってしまうこともあるので注意が必要です。
まだまだ暑さは続きますが、お好みの桃を選んで旬をおいしくいただきましょう。
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白鳳系は果肉が柔らかい早生品種が多く、黄桃系は比較的果肉がしっかりした晩生系が多いです。
硬い桃は未熟で甘くないのでは?と思う方も少なくないですが、『おどろき』などは完熟しても硬いままで、しかも甘い品種です。
また、硬くても1週間ほど置いておくとトロッとした食感に変わり、マンゴーのような香りがする『黄金桃』などもあります。
それぞれの桃が持つ個性に合わせてお好みの桃を選んでください」(後藤さん)
桃は取り扱いが難しい果物で、手で持つ際には指ではなく手のひらで持ち、指は支える程度にするとよいそうです。
特に寝かせて甘くする品種は、押したりするとそこから傷んでおいしくなる前にダメになってしまうこともあるので注意が必要です。
まだまだ暑さは続きますが、お好みの桃を選んで旬をおいしくいただきましょう。
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