降水量少ないものの、梅雨入り前に大雨
6月8日から7月21日までの梅雨期間降水量は、東京都心で107.5mmとなっていて、平年のこの期間の256.4mmと比べ半分以下の42%にとどまっています。
特に梅雨の終盤は太平洋高気圧に覆われて晴れた日が多く、一時的な雨があっても雨量計で観測されない0.5mm未満の日が続きました。
ただ、梅雨入り前の6月2日・3日には、台風2号と梅雨前線の影響により、2日間で261.0mmの雨が観測されていましたので、月単位で見ると平年よりも雨が多かったことになります。
なお、同じ期間に大雨となった東海地方では5月中に梅雨入りの発表があったため、この雨も含まれる梅雨期間の雨量は平年よりも多くなっていました。
特に梅雨の終盤は太平洋高気圧に覆われて晴れた日が多く、一時的な雨があっても雨量計で観測されない0.5mm未満の日が続きました。
ただ、梅雨入り前の6月2日・3日には、台風2号と梅雨前線の影響により、2日間で261.0mmの雨が観測されていましたので、月単位で見ると平年よりも雨が多かったことになります。
なお、同じ期間に大雨となった東海地方では5月中に梅雨入りの発表があったため、この雨も含まれる梅雨期間の雨量は平年よりも多くなっていました。
日照時間は平年よりも長い
6月8日から7月21日までの日照時間の合計は、東京都心で230.7時間となっていて、平年のこの期間の183.7時間と比べ126%の長さになっています。
日照時間が10時間を超えて一日を通して晴れていた日も多くなりました。期間前半は移動性高気圧、期間の中頃以降は太平洋高気圧に覆われる日が多かったためと考えられます。
日照時間が10時間を超えて一日を通して晴れていた日も多くなりました。期間前半は移動性高気圧、期間の中頃以降は太平洋高気圧に覆われる日が多かったためと考えられます。
気温も高かった
日照の長さに裏付けられるように、気温も平年よりも高い状況が続きました。7月22日までの60日間平均気温は東京都心で24.6℃となっていて、平年よりも1.7℃高くなっています。
梅雨の期間中に東京都心では37.5℃を観測した日が2日間ありました。
梅雨の期間中に東京都心では37.5℃を観測した日が2日間ありました。
梅雨明け後の降水量は平年並み、気温は高い予想
この先1か月の降水量は全国的に平年並みの予想となっています。太平洋高気圧は西への張り出しが強い一方で、北への張り出しがあまり強まらない見通しです。関東甲信地方では平年のこの時期同様に晴れる日が多いものの、湿った空気が流れ込むことで夕立や雷雨がありそうです。また、台風の発生が増える時期ですので、動向には要注意です。
気温は全国的に平年よりも高い予想で、夏らしい暑さの日が多くなります。こまめな水分補給を心がけるなど熱中症予防を万全に行ってください。
» 全国の週間天気予報» ピンポイント週間天気予報
» この先の天候 長期見解
» 熱中症情報 暑さ指数(WBGT)を確認
気温は全国的に平年よりも高い予想で、夏らしい暑さの日が多くなります。こまめな水分補給を心がけるなど熱中症予防を万全に行ってください。
» 全国の週間天気予報» ピンポイント週間天気予報
» この先の天候 長期見解
» 熱中症情報 暑さ指数(WBGT)を確認
梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも
梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
昨年も梅雨入り・梅雨明けの期日は秋になってから大幅に見直しがなされ、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
» 関連記事(昨年)関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
昨年も梅雨入り・梅雨明けの期日は秋になってから大幅に見直しがなされ、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
» 関連記事(昨年)関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し