河川氾濫と内水氾濫により浸水が発生
特に冠水・浸水報告が多かった秋田市街地に注目すると、今回の浸水・冠水被害には大きく2つのパターンに分かれます。
一つは、河川の流域内で広範囲に降水が継続したことにより水位が上昇し、河川が氾濫したことによる浸水や冠水です。秋田市内では太平川などで氾濫が発生しています。
もう一つは、河川の水位上昇により下水道や排水路で排水しきれない水があふれたこと(内水氾濫)による大規模冠水や浸水です。秋田市街地で発生し、特に秋田駅の東側の地域や旭川周辺の地域で被害が多発したことがわかります。
» 7月15日(土)の主な冠水・浸水写真
» 7月16日(日)の主な冠水・浸水写真
一つは、河川の流域内で広範囲に降水が継続したことにより水位が上昇し、河川が氾濫したことによる浸水や冠水です。秋田市内では太平川などで氾濫が発生しています。
もう一つは、河川の水位上昇により下水道や排水路で排水しきれない水があふれたこと(内水氾濫)による大規模冠水や浸水です。秋田市街地で発生し、特に秋田駅の東側の地域や旭川周辺の地域で被害が多発したことがわかります。
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秋田市街地の1時間雨量は最大でも23mm
今回の大雨は15日(土)から16日(日)にかけて梅雨前線が東北北部付近に停滞し、秋田県を中心とした広い範囲で強い雨が1日近く降り続いたことが特徴的でした。48時間の総雨量は秋田で216mm、仁別で367.5mmといずれも統計開始以来の記録を更新しました。
一方、期間中に気象庁からは線状降水帯の発表はなく、東北北部の1時間雨量の期間最大値(アメダス7月14日〜16日)は秋田県八森で観測された46mmが最大で、非常に激しい雨(1時間雨量50〜80mm)には至りませんでした。
広範囲で浸水被害に見舞われた秋田市の1時間雨量の期間最大値は23mm(15日9:32)、仁別29.5mm(14:54)と、30mmに満たない雨量でした。秋田では15日(土)朝をピークにその後は5〜10mm前後のやや強い雨が1日半ほど継続しました。
一方、期間中に気象庁からは線状降水帯の発表はなく、東北北部の1時間雨量の期間最大値(アメダス7月14日〜16日)は秋田県八森で観測された46mmが最大で、非常に激しい雨(1時間雨量50〜80mm)には至りませんでした。
広範囲で浸水被害に見舞われた秋田市の1時間雨量の期間最大値は23mm(15日9:32)、仁別29.5mm(14:54)と、30mmに満たない雨量でした。秋田では15日(土)朝をピークにその後は5〜10mm前後のやや強い雨が1日半ほど継続しました。
「やや強い雨」でも広く長く降ることで浸水リスク高まる
10〜20mmの雨によって、ここまで大きな浸水被害が発生することは想定しにくいかもしれません。やや強い程度の雨であっても広範囲に長時間継続することによって総雨量としては200〜300mmを超える大雨となって浸水被害が発生する事例となりました。今後、大雨の災害発生の指標の一つとしてとらえ、避難行動の検討材料としても活用いただければと思います。
» ピンポイント天気予報をアプリで見る» ピンポイント天気予報
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
秋田県秋田市(7/16)
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
秋田県秋田市(7/16)