梅雨前線が東北北部に停滞し、前線の南側に沿うような形で湿った空気が強く流れ込んでいるため、秋田県を中心とした同じような所で未明から断続的に強い雨が降っています。1時間あたりの雨量は極端に強くはないものの、継続して降り続いているため総雨量が増加。24時間の解析雨量は秋田県北部を中心に300mm以上に達しました。

アメダスの雨量計による観測でも15時00分までの24時間で秋田県秋田市・仁別で284.5mm、男鹿市で243.5mm、秋田市で176.5mmなど多くの地点で24時間雨量の観測史上1位の記録を更新しています。

秋田県内では複数の河川で氾濫しており、土砂災害も発生している状況です。また、青森県や岩手県でも土砂災害の危険度が高くなっている地域があり、土砂災害警戒情報が発表されています。
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この後もしばらくは梅雨前線が停滞し、暖かく湿った空気の強い流入も継続するとみられます。強い雨のエリアは時間によって多少、変化があるものの、秋田県を中心とした東北北部の日本海側で雨が強まりやすい状況は変化がない見通しです。

これから明日16日(日)の午前中にかけて断続的に強い雨が降って、24時間雨量でさらに100mm前後の雨が予想されます。

すでに記録的な大雨になっている所で雨量が増加するため、河川氾濫や土砂災害による被害が拡大してもおかしくありません。自治体から緊急安全確保や避難指示などの情報が発令されている地域では、今夜いっぱい安全な所で過ごすようにしてください。
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