国内:日本海でM6.3の深発地震
6月28日(水)8時38分頃、日本海北部を震源とするマグニチュード6.3、深さ518kmと推定される地震が発生しました。この地震で北海道浦幌町で最大震度3、北海道から東北の太平洋側で震度1~2の揺れを観測しています。
日本海北部を震源とする深発地震で、震度3の揺れを観測するのは、2013年9月以来、約10年ぶりです。
この地震では震央に近い日本海側では震度1以上の揺れを観測した所がほとんどなく、太平洋側で揺れが大きくなる、いわゆる「異常震域」の震度分布が現れました。
日本海北部を震源とする深発地震で、震度3の揺れを観測するのは、2013年9月以来、約10年ぶりです。
この地震では震央に近い日本海側では震度1以上の揺れを観測した所がほとんどなく、太平洋側で揺れが大きくなる、いわゆる「異常震域」の震度分布が現れました。
異常震域とは?
今回の地震は、地下の非常に深い所に沈み込んだ太平洋プレートで発生した深発地震とみられます。
震源の浅い地震では、震央から同心円状に揺れの強い地域が分布しますが、深発地震では沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わり、プレート境界に近い遠方で揺れが大きくなる現象がみられることがあり、これを「異常震域」といいます。震央の近傍では揺れが小さくても、遠方に強い揺れが伝わることがあるため注意が必要です。
深発地震では津波の可能性は小さく、一般的に震源が100kmより深い地震ではほぼ津波の心配はないと考えられます。
日本海では数年に1度程度の割合で、今回と同じようなマグニチュード6クラスの深発地震が発生しています。最近では2021年の9月にマグニチュード6.1の地震が起きました。今回に比べて本州の近くで発生したため、北海道から関東にかけて太平洋側の広範囲で震度3を観測しています。
震源の浅い地震では、震央から同心円状に揺れの強い地域が分布しますが、深発地震では沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わり、プレート境界に近い遠方で揺れが大きくなる現象がみられることがあり、これを「異常震域」といいます。震央の近傍では揺れが小さくても、遠方に強い揺れが伝わることがあるため注意が必要です。
深発地震では津波の可能性は小さく、一般的に震源が100kmより深い地震ではほぼ津波の心配はないと考えられます。
日本海では数年に1度程度の割合で、今回と同じようなマグニチュード6クラスの深発地震が発生しています。最近では2021年の9月にマグニチュード6.1の地震が起きました。今回に比べて本州の近くで発生したため、北海道から関東にかけて太平洋側の広範囲で震度3を観測しています。
世界:インド洋でM5.8の地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しました。最も大きなものは南太平洋・トンガの近海で発生したマグニチュード6.0です。
日本時間の7月1日(土)夕方にインド洋でマグニチュード5.8、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。陸地から離れた所の地震のため、揺れによる影響は出ていません。
今回の震源はプレート境界からは離れており、インド・オーストラリアプレート内部で起きた地震とみられます。似たようなタイプの地震は時々発生していて、2014年には今回よりも南側を震源とするマグニチュード6.5の地震が起きています。
日本時間の7月1日(土)夕方にインド洋でマグニチュード5.8、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。陸地から離れた所の地震のため、揺れによる影響は出ていません。
今回の震源はプレート境界からは離れており、インド・オーストラリアプレート内部で起きた地震とみられます。似たようなタイプの地震は時々発生していて、2014年には今回よりも南側を震源とするマグニチュード6.5の地震が起きています。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。