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今夜は梅雨前線南下し線状降水帯の形成も 土砂災害などに厳重警戒

2023/06/30 15:46 ウェザーニュース

今日30日(金)は活動が活発になった梅雨前線や、湿った空気が流れ込んでいる影響で各地で雨雲が発達し、九州を中心に断続的に激しい雨が降っています。今夜は梅雨前線の南下に伴い、線状降水帯が形成される可能性があり、災害の発生に警戒が必要です。
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九州の多い所では雨量が300mmを超える

暖かく湿った空気が強く流れ込んでいる九州では未明から雨雲が次々に発生し、局地的に1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降っています。

総雨量も増えていて、15時30分までの24時間には熊本県湯前町・湯前横谷で313.5mm、福岡県添田町・英彦山で226.5mm、太宰府市で189.5mmの雨を観測しました。

15時30分の時点で福岡県、佐賀県、大分県には土砂災害警戒情報が発表されています。
» 現在の土砂災害危険度

九州で線状降水帯が発生の可能性

7月1日(土)早朝の雨雲の予想
これから今夜にかけて梅雨前線はゆっくりと南下する予想となっています。

梅雨前線の南側には継続的に湿った空気が流入するため、九州では今夜から明日7月1日(土)の早朝にかけて、特に雨雲の発達しやすい状況となる見込みです。気象台は線状降水帯が発生する可能性があると発表し、その場合は、災害発生の危険性がより高まります。

また、梅雨前線に近い山陰や北陸、東海などにも活発な雨雲がかかるとみられ、低気圧が近づく東北や北海道も1時間に30~50mmの激しい雨が降る予想です。九州以外の地域も警戒をしてください。
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さらに200mm以上の雨が降る予想

7月1日(土)夕方までの24時間予想積算雨量
これから明日1日(土)夕方までに、九州の多い所ではさらに200mm以上、北陸や東海でも150mm以上の雨量が予想されています。

線状降水帯が形成された場合は、局地的にこれより雨量が増加してもおかしくありません。

土砂災害や河川の増水、氾濫など大雨による災害が発生するおそれがあります。夜間から早朝に雨のピークとなる地域がありますので、避難の判断する場合は夜になる前に行うようにしてください。
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