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気象庁1か月予報 梅雨前線は7月に入り活動活発に 全国的に蒸し暑い

2023/06/22 15:39 ウェザーニュース

今日22日(木)、気象庁は6月24日から7月23日までの1か月予報を発表しました。日本列島は暖かな空気に覆われるため、全国的に気温が高く、暑い日が多くなる見込みです。7月に入ると梅雨前線の活動が活発になるとみられ、大雨への備えが欠かせません。

本格的な梅雨空で大雨への備えは必須

この先1か月の降水量
1か月の降水量は西日本から北日本で平年並み、高気圧に覆われて晴れる日が多い沖縄、奄美で平年並みか平年より少ない予想となっています。

この先1か月は太平洋高気圧が西に勢力を広げ、沖縄や奄美地方を覆う見込みです。梅雨前線は本州付近に停滞しやすく、前線の活動は7月に入ってから活発になるとみられます。

太平洋高気圧の縁をまわって湿った空気が流れ込むことで、梅雨前線の周辺では雨雲が発達しやすくなる予想です。平年並みの降水量とは言っても、もともと雨が多い時期で、毎年のように大雨に見舞われていますので、備えが欠かせません。

蒸し暑い日が多く熱中症に注意

この先1か月の気温
日本列島には暖かな空気が流れ込みやすく、気温の高い傾向となります。1か月の平均気温は全国的に平年より高い予想です。

特に7月はじめにかけて気温が高くなるとみられます。北陸、東北、北海道では28日(水)頃からの5日間の平均気温が、平年よりかなり高くなる可能性が高いとして、気象台は高温に関する早期天候情報を発表しました。

曇りや雨の日でも蒸し暑く、晴れる日は30℃を大きく上回ることが考えられます。また、夜間の気温も段々と高くなってきますので、就寝時の熱中症対策もしっかりと行うようにしてください。
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