facebook line twitter mail

北陸・東北地方が梅雨入り 北陸や東北南部はほぼ平年並みの時期

2023/06/11 11:49 ウェザーニュース

今日6月11日(日)、気象台は北陸地方と東北地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。北陸では平年と同日、東北では平年よりやや早い梅雨入りです。

今年はこれで沖縄〜東北までの全ての地域で梅雨入りしたことになります。
» ウェザーニュース長期見解

昨年と比べると遅い梅雨入りに

各地の梅雨入り/梅雨明け日
北陸地方や東北地方は梅雨前線や湿った空気の影響で曇りや雨となっていて、気象庁によると、向こう1週間程度も前線や低気圧・湿った空気等の影響で曇りや雨の日が多い見込みとのことです。このため、気象台は梅雨入りを発表しました。

▼気象庁の発表
北陸地方の梅雨入り
 平年と同日、昨年より5日遅い
東北南部の梅雨入り
 平年より1日早い、昨年より5日遅い
東北北部の梅雨入り
 平年より4日早い、昨年より5日遅い

・梅雨入りには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
» 各地の梅雨入り・梅雨明け日

この先の天気予報

10日先までの天気予報
ウェザーニュースの予報では、東北や北陸では週中頃にかけては前線や寒気の影響で曇りや雨の日が多くなる予想です。週後半には高気圧に覆われて晴れる日が多くなるとみられます。

北陸や東北では7月にかけて、活発化した前線の影響を受ける日が多くなる見通しです。本格的な雨の季節への対策を早めに進めるようにしてください。
» GPS検索 ピンポイント週間天気予報» ピンポイント週間天気予報

各地の梅雨明けは

平年であれば沖縄や奄美では6月後半に、九州〜東北では7月中旬〜下旬に梅雨明けの時期を迎えます。

5月16日(火)にウェザーニュースが発表した今年の梅雨の見通しでは、梅雨明けは全国的に概ね平年並となる見込みです。7月後半になると太平洋高気圧が北への張り出しを強め、梅雨前線の停滞する位置は北上し、不明瞭になると予想しています。
» 各地の梅雨入り・梅雨明け日

梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも

梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。

あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。

昨年も梅雨入り・梅雨明けの期日は秋になってから大幅に見直しがなされ、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
» 関連記事 関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し

梅雨入り・梅雨明けの発表で用いられる地域区分

【沖縄地方】
 沖縄県
【奄美地方】
 鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村)
【九州南部】
 宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方)
【九州北部地方(山口県を含む)】
 山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県
【四国地方】
 香川県、愛媛県、徳島県、高知県
【中国地方】
 鳥取県、島根県、岡山県、広島県
【近畿地方】
 京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
【東海地方】
 静岡県、岐阜県、三重県、愛知県
【関東甲信地方】
 東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県
【北陸地方】
 新潟県、富山県、石川県、福井県
【東北南部】
 山形県、宮城県、福島県
【東北北部】
 青森県、秋田県、岩手県

※北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁の発表対象外です。
» ウェザーニュース長期見解

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) ゴン丸🐶 さん