非常に強い雨が降り続いたことが特徴
今回、24時間降水量が全国で最も多くなったのは、静岡県浜松市天竜区にあるアメダス春野の500.5mmです。神奈川・静岡・愛知・三重・和歌山・高知といった太平洋側の地点で24時間降水量が400mmを越えたところが多く、三重県鳥羽市の鳥羽では490.5mmを観測しました。鳥羽は1977年からの観測史上1位の値を更新しており、6月の降水量の平年値は264.3mmですので、1か月分の倍近い雨が1日で降ったことになります。
瞬間的な雨の強さはゲリラ豪雨ほどではなく、猛烈な雨を知らせる「記録的短時間大雨情報」は一度も発表されませんでした。一方で、非常に強い雨が長時間降り続いたところが多かったのが特徴的で、気象庁の速報的な基準では線状降水帯が解析されたため「顕著な大雨に関する情報」が四国〜東海で複数回発表されました。
関東も、昨夜から今日未明にかけて激しい雨となり、東京都心は7時までの24時間降水量が215.5mmに達しました。多摩川の氾濫等が記憶に残る令和元年東日本台風(2019年台風19号)が直撃したときの東京都心の24時間降水量は209.5mmだったため、都心部ではあの台風に匹敵するほどの大雨だったと言えそうです。
▼24時間降水量の最大値
1位 静岡県・春野 500.5mm
2位 静岡県・熊 497.5mm
3位 三重県・鳥羽 490.5mm
4位 静岡県・高根山 478.5mm
5位 静岡県・天城山 458.5mm
6位 静岡県・三倉 452.5mm
7位 愛知県・伊良湖 451.5mm
8位 神奈川県・箱根 441.0mm
9位 静岡県・御殿場 435.0mm
10位 静岡県・鍵穴 430.0mm
瞬間的な雨の強さはゲリラ豪雨ほどではなく、猛烈な雨を知らせる「記録的短時間大雨情報」は一度も発表されませんでした。一方で、非常に強い雨が長時間降り続いたところが多かったのが特徴的で、気象庁の速報的な基準では線状降水帯が解析されたため「顕著な大雨に関する情報」が四国〜東海で複数回発表されました。
関東も、昨夜から今日未明にかけて激しい雨となり、東京都心は7時までの24時間降水量が215.5mmに達しました。多摩川の氾濫等が記憶に残る令和元年東日本台風(2019年台風19号)が直撃したときの東京都心の24時間降水量は209.5mmだったため、都心部ではあの台風に匹敵するほどの大雨だったと言えそうです。
▼24時間降水量の最大値
1位 静岡県・春野 500.5mm
2位 静岡県・熊 497.5mm
3位 三重県・鳥羽 490.5mm
4位 静岡県・高根山 478.5mm
5位 静岡県・天城山 458.5mm
6位 静岡県・三倉 452.5mm
7位 愛知県・伊良湖 451.5mm
8位 神奈川県・箱根 441.0mm
9位 静岡県・御殿場 435.0mm
10位 静岡県・鍵穴 430.0mm
被害の拡大や新たな発生に警戒
一連の大雨をもたらした梅雨前線は関東南岸まで南下しており、東海や西日本は朝から青空が広がっています。関東も、雨は止んで雲の隙間が増えてきました。
ただ、増水した川の水位はすぐには下がりません。また、雨量がかさんだことで土の中の水分量が多くなっており、地盤が緩んで土砂災害が発生しやすくなっています。現在も静岡県の一部や千葉県に土砂災害警戒情報が発表中です。警報が出ていない地域も、危険度の高い地域が多くあります。
雨が止んだ後に被害が発生したり、すでに被害が発生しているところでは被害の拡大が懸念されます。増水した川や急な斜面など、危険な場所には引き続き近づかないようにしてください。
» 現在の土砂災害危険度
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ただ、増水した川の水位はすぐには下がりません。また、雨量がかさんだことで土の中の水分量が多くなっており、地盤が緩んで土砂災害が発生しやすくなっています。現在も静岡県の一部や千葉県に土砂災害警戒情報が発表中です。警報が出ていない地域も、危険度の高い地域が多くあります。
雨が止んだ後に被害が発生したり、すでに被害が発生しているところでは被害の拡大が懸念されます。増水した川や急な斜面など、危険な場所には引き続き近づかないようにしてください。
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