震度3以上の地震が40回を超える
2021年以降の月別の震度3以上の地震回数を見ると、2021年4月が46回で最も多くなっています。この時はトカラ列島近海で群発地震が発生し、46回のうち半数以上を占めました。
この5月は速報値で44回に達していて、2年ぶりに40回を上回っています。
震度4以上で比べると今月が17回と圧倒的に多く、強い揺れを感じる地震がより発生していたと言えます。
この5月は速報値で44回に達していて、2年ぶりに40回を上回っています。
震度4以上で比べると今月が17回と圧倒的に多く、強い揺れを感じる地震がより発生していたと言えます。
石川県能登で一連の活動最大の地震が発生
ゴールデンウィーク期間中の5月5日に能登半島沖を震源とするマグニチュード6.5、最大震度6強の地震が発生しました。
石川県能登半島では2021年以降、活発な地震活動が続いていて、今回の地震はその中でも最大となります。震源に近い石川県珠洲市で震度6強を観測。震度3以上の領域は北陸のほぼ全域や東北、近畿の一部まで広がりました。また、同日にはマグニチュード5.9、震度5強の地震も起きています。
地震活動が活発な状況は5月の終わりになっても継続しており、依然として終息する気配は見えていません。
石川県能登半島では2021年以降、活発な地震活動が続いていて、今回の地震はその中でも最大となります。震源に近い石川県珠洲市で震度6強を観測。震度3以上の領域は北陸のほぼ全域や東北、近畿の一部まで広がりました。また、同日にはマグニチュード5.9、震度5強の地震も起きています。
地震活動が活発な状況は5月の終わりになっても継続しており、依然として終息する気配は見えていません。
千葉県で2回の強い地震
5月11日には千葉県南部を震源とするマグニチュード5.2の地震が発生し、木更津市で最大震度5強の揺れを観測。26日には千葉県東方沖を震源とするマグニチュード6.2の地震によって、千葉県銚子市と旭市、茨城県神栖市で震度5弱の揺れを観測しています。
いずれもフィリピン海プレートが関連している地震で、過去にも多くの地震が発生している領域で起きたものです。
いずれもフィリピン海プレートが関連している地震で、過去にも多くの地震が発生している領域で起きたものです。
過去にも群発地震が起きているトカラ列島と新島・神津島近海
13日はトカラ列島近海でマグニチュード5.1、22日に新島・神津島近海でマグニチュード5.3の地震が発生し、ともに最大震度は5弱を観測しました。
九州南部のトカラ列島近海や、伊豆諸島の新島・神津島近海は過去に何度も群発地震が発生している領域です。新島・神津島近海では2000年に三宅島の噴火とも関連し、非常に長期間に及ぶ活動があったため、心配されていましたが、今回の地震活動は比較的早く収束に向かいました。
地震は多い時期と少ない時期を繰り返し、この5月はちょうど多い時期に当たったと考えられます。こうした地震の増加が、懸念される巨大地震に繋がるかどうかはわかりません。世界有数の地震国である日本では、いつ大きな揺れに見舞われてもおかしくありませんので、常日頃からの対策が最も重要です。
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