トロピカルサイクロン・Mochaはベンガル湾の高い海水温をエネルギーとして発達を続けています。気象衛星可視画像では中心付近に台風の目が現れ、周辺を取り巻く活発な雲の一部はミャンマーなどにかかり始めてきました。

ウェザーニュースで全世界の熱帯低気圧を監視しているグローバルストームセンターの解析では、14日(日)9時の時点で中心気圧が930hPa、中心付近の最大風速が60m/sに達しているとみられます。「猛烈な台風」に相当する勢力です。

サイクロンは今後も北北東に進み、日本時間の今日の夕方にもミャンマーの北部かバングラデシュの南東部に上陸する見込みです。

上陸直前まで勢力を保つため、沿岸部では暴風が吹き荒れます。風の予想では平均風速30m/s以上の領域が大きく広がり、瞬間的には50m/sを超える暴風となるおそれがあります。

暴風に加えて激しい雨が続き、400mm以上の大雨が予想される状況です。また、中心気圧が低いため高潮も発生する可能性があり、大きな災害につながらないか懸念されます。
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