国内:千葉県南部でM5.2 11年ぶりの規模
11日(木)4時16分頃、千葉県南部を震源とするマグニチュード5.2、深さ40kmと推定される地震が発生しました。この地震で千葉県木更津市で最大震度5強、千葉県君津市で震度5弱の強い揺れを観測。そのほか、東京都千代田区や千葉県千葉市、鴨川市、神奈川県横浜市などで震度4、関東の広範囲で震度3を観測しています。
地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ型で、やや横ずれ成分を含む正断層に近い型と解析されています。フィリピン海プレート内部が破壊したことで起きた地震と見られます。
千葉県南部を震源とするマグニチュード5以上の地震は、2012年7月に発生したマグニチュード5.2以来。千葉県内で震度5強を観測するのは、2012年3月の千葉県東方沖の地震以来で、いずれも11年ぶりです。
地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ型で、やや横ずれ成分を含む正断層に近い型と解析されています。フィリピン海プレート内部が破壊したことで起きた地震と見られます。
千葉県南部を震源とするマグニチュード5以上の地震は、2012年7月に発生したマグニチュード5.2以来。千葉県内で震度5強を観測するのは、2012年3月の千葉県東方沖の地震以来で、いずれも11年ぶりです。
千葉県南部のこれまでの地震傾向は?
千葉県南部の地下は北アメリカプレートとフィリピン海プレート、太平洋プレートが入り組んでいて、複雑な構造です。2001年以降の震源分布を見ると、大きく分けて深さ10~20km、今回と同じ深さ40km前後、深さ70km前後に地震の多い領域が分布しています。
2012年7月に発生したマグニチュード5.2の地震は今回よりも南の房総半島の南端近くで起きていて、深さも88kmとやや深いタイプでした。2007年8月のマグニチュード5.2は深さ20kmの浅いタイプで、深さ40km前後でマグニチュード5以上に限定すると、1983年5月まで遡ります。
この領域は陸域よりも千葉県南東沖や千葉県東方沖といった海域で、強い地震が発生するケースがありますので、普段からの備えは欠かせません。
2012年7月に発生したマグニチュード5.2の地震は今回よりも南の房総半島の南端近くで起きていて、深さも88kmとやや深いタイプでした。2007年8月のマグニチュード5.2は深さ20kmの浅いタイプで、深さ40km前後でマグニチュード5以上に限定すると、1983年5月まで遡ります。
この領域は陸域よりも千葉県南東沖や千葉県東方沖といった海域で、強い地震が発生するケースがありますので、普段からの備えは欠かせません。
国内:石川県能登は5日(金)以降の有感地震が100回超に
5日(金)のマグニチュード6.5、最大震度6強の地震以降、15日(日)10時の時点で震度1以上の有感地震の回数は100回に達し、そのうち震度3以上の地震は5日(金)の震度6強を筆頭に計15回観測されています。
地震活動は5日(金)より前に比べると活発な状況が続いているものの、震度3以上の地震は10日(水)の夜を最後に発生しておらず、有感地震の回数も減少しており、活動としては次第に落ち着いてきています。
5日(金)は能登半島の北岸付近に目立っていた震源は、沖合へと拡大していて、10日(水)に発生したマグニチュード5.0の地震は一連の地震活動の北端付近が震源でした。深さは違いますが、1993年のマグニチュード6.6の地震に近い領域です。
能登半島の地震は2年以上継続しており、目先の活動が落ち着いたとしても、強い揺れの心配がなくなるわけではありません。震源域の変化もみられていますので、引き続き地震の動向に注意し、しっかりと備えを行うようにしてください。
地震活動は5日(金)より前に比べると活発な状況が続いているものの、震度3以上の地震は10日(水)の夜を最後に発生しておらず、有感地震の回数も減少しており、活動としては次第に落ち着いてきています。
5日(金)は能登半島の北岸付近に目立っていた震源は、沖合へと拡大していて、10日(水)に発生したマグニチュード5.0の地震は一連の地震活動の北端付近が震源でした。深さは違いますが、1993年のマグニチュード6.6の地震に近い領域です。
能登半島の地震は2年以上継続しており、目先の活動が落ち着いたとしても、強い揺れの心配がなくなるわけではありません。震源域の変化もみられていますので、引き続き地震の動向に注意し、しっかりと備えを行うようにしてください。
世界:南太平洋でM7.6の地震 津波の発生はなし
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しました。最も大きなものはトンガ近海で発生したマグニチュード7.6です。
日本時間の11日(月)未明、南太平洋・トンガ近海を震源とするマグニチュード7.6、深さ約210kmと推定される地震が発生しました。
トンガやフィジーなどの近海は太平洋プレートとオーストラリアプレートが複雑に入り組んでいるため、大きな地震がしばしば発生します。
今回のように深さが200km前後や、さらに深い500〜600kmの深発地震が起きる一方で、比較的浅い領域でマグニチュード8前後の地震も起きています。
浅い地震の場合は津波が発生するケースがあり、2009年のマグニチュード8.1の地震ではサモアやトンガに4〜6mの津波が押し寄せ、大きな被害となりました。この地震では日本にも30cm前後の津波が到達しています。
日本時間の11日(月)未明、南太平洋・トンガ近海を震源とするマグニチュード7.6、深さ約210kmと推定される地震が発生しました。
トンガやフィジーなどの近海は太平洋プレートとオーストラリアプレートが複雑に入り組んでいるため、大きな地震がしばしば発生します。
今回のように深さが200km前後や、さらに深い500〜600kmの深発地震が起きる一方で、比較的浅い領域でマグニチュード8前後の地震も起きています。
浅い地震の場合は津波が発生するケースがあり、2009年のマグニチュード8.1の地震ではサモアやトンガに4〜6mの津波が押し寄せ、大きな被害となりました。この地震では日本にも30cm前後の津波が到達しています。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。