エルニーニョ現象の発生が近づく
4月の南米沖・エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は+0.5℃で、基準値よりも高い値でした。海洋表層の水温は西部と東部で平年より高くなっています。
また、太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部の大気下層の東風(貿易風)は平年並みです。
このような大気と海洋の状態は平常の状態と見られますが、海面水温の状況からエルニーニョ現象の発生に近づいたことを示しています。
また、太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部の大気下層の東風(貿易風)は平年並みです。
このような大気と海洋の状態は平常の状態と見られますが、海面水温の状況からエルニーニョ現象の発生に近づいたことを示しています。
今後は急速にエルニーニョ現象へ移行か
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果によると、5月にはエルニーニョ現象が発生する可能性が70%に上昇し、6月以降は発生可能性が80%となっています。
9月の海面水温の基準値との差は、高く推移した場合+2.5℃前後に達する予想で、顕著なエルニーニョ現象となる可能性があります。
最近発生したエルニーニョでは2014年夏~2016年春が最大で+3.0℃、1997年春~1998年夏が最大で+3.6℃に達しました。これらのエルニーニョ現象発生期間には、重大な大雨災害が発生しました。
今回も同様に災害が発生するかはわかりませんが、これからの雨のシーズンに向けて備えを進めておくようにしてください。
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9月の海面水温の基準値との差は、高く推移した場合+2.5℃前後に達する予想で、顕著なエルニーニョ現象となる可能性があります。
最近発生したエルニーニョでは2014年夏~2016年春が最大で+3.0℃、1997年春~1998年夏が最大で+3.6℃に達しました。これらのエルニーニョ現象発生期間には、重大な大雨災害が発生しました。
今回も同様に災害が発生するかはわかりませんが、これからの雨のシーズンに向けて備えを進めておくようにしてください。
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参考資料など
気象庁より