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石川県能登 震度6強から1週間 活動落ち着くも震源域が北に拡大

2023/05/12 09:30 ウェザーニュース

石川県能登で発生した震度6強の地震から今日12日(金)で1週間となります。地震活動は落ち着く傾向となっているものの、震源域の北への広がりがみられます。

震度3以上を15回観測

12日(金)9時の時点で震度1以上の有感地震の回数は100回に迫り、そのうち震度3以上の地震は5日(金)の震度6強を筆頭に計15回観測されています。ただ、震度3以上の地震は10日(水)の夜を最後に発生しておらず、有感地震の回数も減少しており、活動としては次第に落ち着いてきています。

5日(金)は能登半島の北岸付近に目立っていた震源は、沖合へと拡大していて、10日(水)に発生したマグニチュード5.0の地震は一連の地震活動の北端付近が震源でした。深さは違いますが、1993年のマグニチュード6.6の地震に近い領域です。

能登半島の地震は2年以上継続しており、目先の活動が落ち着いたとしても、強い揺れの心配がなくなるわけではありません。震源域の変化もみられていますので、引き続き地震の動向に注意し、しっかりと備えを行うようにしてください。
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