上空の強風+湿った空気で笠雲発生
富士山の山頂には笠雲が発生し、周辺では吊るし雲も見られています。
北日本を進む低気圧と、日本付近に張り出す高気圧との気圧差が大きくなって風が強まり、山梨県河口湖の上空約3000mでは11時に風速23m/sを観測。
この強い風に加え、湿った空気も流れ込んでいることから、山頂付近で笠雲が成長しました。
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北日本を進む低気圧と、日本付近に張り出す高気圧との気圧差が大きくなって風が強まり、山梨県河口湖の上空約3000mでは11時に風速23m/sを観測。
この強い風に加え、湿った空気も流れ込んでいることから、山頂付近で笠雲が成長しました。
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笠雲のできる仕組み
笠雲は富士山のような独立峰の山頂付近に現れる雲です。山が笠を被っているように見えることから笠雲と呼ばれます。
・上空の風が強い
・湿った空気が存在する
という気象条件の時に発生しやすくなります。
強い風が山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っていると、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では再び空気が下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。
時間が経過しても空気の流れは急には変化せず、風が上昇する過程で雲が出来て、風が下降する過程で雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。
前線の南下に伴って、静岡県や山梨県は夜になると雨が降り出す予想となっており、この笠雲は天気下り坂のサインと言えます。明日7日(日)にかけて強まる風雨にご注意ください。
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・上空の風が強い
・湿った空気が存在する
という気象条件の時に発生しやすくなります。
強い風が山にぶつかると、両側や上方に風の流れが変わります。空気が湿っていると、空気が山にぶつかって持ち上げられると膨張して冷えることで雲ができ、山頂の風下側では再び空気が下ることで空気が暖まって雲が消える、という原理で山頂付近にだけ雲ができるのです。
時間が経過しても空気の流れは急には変化せず、風が上昇する過程で雲が出来て、風が下降する過程で雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えるのです。
前線の南下に伴って、静岡県や山梨県は夜になると雨が降り出す予想となっており、この笠雲は天気下り坂のサインと言えます。明日7日(日)にかけて強まる風雨にご注意ください。
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