チョウとはどんな生き物なのか?
チョウ(蝶)とガ(蛾)は同類だと聞いたことがありますが、あらためてチョウとはどんな生き物なのでしょうか。
「チョウは、ガと同じ鱗翅目(りんしもく)の昆虫です。鱗翅目は、翅(はね)に鱗粉(りんぷん)があり、成虫は口吻(こうふん)を持ちます。口吻は花の蜜や樹液を吸うための管のようなものです。ほとんどのチョウが口吻を持っているのに対し、ガには口吻を持たないものもあります。
数としてはチョウよりもガのほうが圧倒的に多く、ほとんど草食性ですが、肉食性の種もいます」(長田さん)
「チョウは、ガと同じ鱗翅目(りんしもく)の昆虫です。鱗翅目は、翅(はね)に鱗粉(りんぷん)があり、成虫は口吻(こうふん)を持ちます。口吻は花の蜜や樹液を吸うための管のようなものです。ほとんどのチョウが口吻を持っているのに対し、ガには口吻を持たないものもあります。
数としてはチョウよりもガのほうが圧倒的に多く、ほとんど草食性ですが、肉食性の種もいます」(長田さん)
チョウの1年の生活は?
モンシロチョウやアゲハチョウの、1年の生活はどうなっているのでしょうか。
「チョウは、卵→幼虫→サナギ→成虫という完全変態を繰り返し、この一連のまとまりを一世代と呼びます。
モンシロチョウやアゲハチョウの場合、春型は4~5月に産卵し、卵が孵化(ふか)して成虫に羽化(うか)するまで1ヵ月ほどかかります。羽化とは、サナギから成虫になって飛び立つことです。
秋に産卵された卵は、孵化したら晩秋にサナギにまで成長し、サナギのまま翌春まで越冬します」(長田さん)
いつ産卵されるかによって、すぐにチョウになるか、サナギのまま越冬するかが決まるのですね。1年でどのくらい世代を繰り返すのでしょうか?
「サナギで越冬する期間を含めて、モンシロチョウやアゲハチョウは年に3~4回ほど世代を繰り返します。かなり、成長のスピードが速いといえるでしょう」(長田さん)
「チョウは、卵→幼虫→サナギ→成虫という完全変態を繰り返し、この一連のまとまりを一世代と呼びます。
モンシロチョウやアゲハチョウの場合、春型は4~5月に産卵し、卵が孵化(ふか)して成虫に羽化(うか)するまで1ヵ月ほどかかります。羽化とは、サナギから成虫になって飛び立つことです。
秋に産卵された卵は、孵化したら晩秋にサナギにまで成長し、サナギのまま翌春まで越冬します」(長田さん)
いつ産卵されるかによって、すぐにチョウになるか、サナギのまま越冬するかが決まるのですね。1年でどのくらい世代を繰り返すのでしょうか?
「サナギで越冬する期間を含めて、モンシロチョウやアゲハチョウは年に3~4回ほど世代を繰り返します。かなり、成長のスピードが速いといえるでしょう」(長田さん)
チョウの春型と夏型の違い
チョウは春と夏以降で見た目が違うそうですが、どう違うのでしょうか。
「春型は、越冬世代です。越冬したサナギが羽化して飛び立つのが春なので、春型と呼ばれます。夏型は、越冬しません。一連の変態を経て夏のうちに飛び立つので、夏型と呼ばれます。
春型のチョウと夏型のチョウは、見た目が違います。大まかに言うと、春型は小型で明るい色、夏型は大型で黒っぽい色、という違いです。
モンシロチョウの春型は小型で黒い紋が小さく、ほとんど黒い紋がない成虫もいます。夏型はより大型で、黒い紋がはっきりしています。アゲハチョウも春型は小型で、色彩は明るめです。それが夏型になると大型で黒い部分が目立つようになります」(長田さん)
今頃見られるチョウは春型、初夏以降に見られるチョウは夏型、ということになります。
散歩のときなどに、大きさや色合いがどれくらい違うか、観察してみるのもおもしろいかもしれません。
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「春型は、越冬世代です。越冬したサナギが羽化して飛び立つのが春なので、春型と呼ばれます。夏型は、越冬しません。一連の変態を経て夏のうちに飛び立つので、夏型と呼ばれます。
春型のチョウと夏型のチョウは、見た目が違います。大まかに言うと、春型は小型で明るい色、夏型は大型で黒っぽい色、という違いです。
モンシロチョウの春型は小型で黒い紋が小さく、ほとんど黒い紋がない成虫もいます。夏型はより大型で、黒い紋がはっきりしています。アゲハチョウも春型は小型で、色彩は明るめです。それが夏型になると大型で黒い部分が目立つようになります」(長田さん)
今頃見られるチョウは春型、初夏以降に見られるチョウは夏型、ということになります。
散歩のときなどに、大きさや色合いがどれくらい違うか、観察してみるのもおもしろいかもしれません。
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