天気の急変に注意

乳房雲の仕組み

乳房雲は雲の中の強い下降気流と、雲の下の上昇気流がぶつかる事により、渦を巻くような流れ（＝乱流）が発生した時に現れます。この乱流が、乳房のような特徴的な雲の形を作り出すのです。

関東上空5500m付近には−24℃以下の強い寒気の中心が通過している影響で大気の状態が不安定になっており、風の流れが変化する境界線であるシアーラインの周辺で雲が発達しやすくなっています。

寒気の中心が抜けていく昼過ぎまでは雨雲の発達しやすい状況が続く見込みです。

乳房雲を見かけたら、天気急変のおそれがあります。局地的に雨雲が発達し、雷を伴った激しい雨や霰、突風などに注意が必要です。
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