青森地方気象台では、気象台構内にある標本木で桜の観測をしています。標本木に5〜6輪以上の花が咲いた日を開花日として、統計がとられています。

青森では1956年（昭和31年）から桜の開花・満開の統計がとられていて、これまでの最も早い開花日の記録は2021年の“4月13日”でした。今年はこの最早記録を6日も更新したことになります。

1991〜2020年の30年間の平均でつくられた“平年値”と比べると、2週間以上早い開花日ということになります。

桜の名所として知られる弘前公園（弘前城）でも本日桜の開花が観測されました。例年であれば4月下旬〜5月上旬に見頃を迎えるところですが、ウェザーニュースの予想では今年は満開が4月11日(火)、桜吹雪が4月15日(土)と予想されています。

例年よりも2週間程度早い予想ですので、今月下旬に桜を見に行く予定をしていた方は、計画の見直しを検討したほうが良さそうです。
» 弘前公園の桜見頃情報

今年は全国的に桜の開花が平年より早い予想となっていましたが、北日本は特に早い予想となっています。ウェザーニュースの桜開花予想では、函館では来週13日(木)頃に、札幌では14日(金)頃にソメイヨシノが開花するとみています。例年はゴールデンウィークの頃に開花を迎えるのですが、今年は連休前に見頃となる所もありそうです。

ウェザーニュースでは全国約1,100地点の桜の開花状況を取材して、アプリやWebサイト“さくらCh.”に掲載しています。お花見に行きたいと思っている方は開花状況と天気を確認し、タイミングを逃さないようにしましょう。
» 桜開花予想・見頃情報