春に可愛らしく咲くチューリップは、世界中で人気があります。数えきれないほど品種があり、花色や花びらの形、咲き方はさまざま。咲き終わって散ってしまった花びらにも存在感があります。

まだきれいな花びらを捨ててしまうのは淋しいもの、New草花遊び研究所所長のinoriさんは白鳥の草花あそびを考案しました。

「チューリップの散った花びらを使って、白鳥を作ります。散った花びらは水分が少なく、薄くなり作りやすいです。縁が裂けてくることもありますが、それも鳥の羽のようになってきれいですよ」(inoriさん)

使うのは1枚の花びらで、道具も必要ありません。簡単な工程で、慣れると1分足らずでとても優美な白鳥が出来上がります。

花びらが散ったら、作ってみましょう。

▼準備するもの
散ったチューリップの花びら：1枚

（1）花びらの筋に沿って3つに割く
（2）左右を山折り、谷折りにして翼を作る
（3）真ん中を捻(ねじ)って、くちばしを作ったら出来上がり



「白鳥の体をイメージして翼を折るといいと思います」とinoriさんはアドバイスします。チューリップは庭に植えて楽しんでいるという場合には、花びらをよい状態で回収できるよう注意しましょう。

「外で育てているチューリップは暖かい日に急に散ってしまうことがあるので、私は終わりが近づくと切って部屋の涼しいところで鑑賞しています。

チューリップは秋から球根を植えて楽しみにしているので、花びら一枚も可愛いです。チューリップ白鳥にすることで、美しい花びらで最後にもう一遊びできて幸せです」(inoriさん)

花はつぼみがほころぶところから散り際まで美しいものですが、散ったあとも楽しめるなんて素敵ですね。ぜひ、試してみてください。

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