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気象庁1か月予報 4月下旬は気温が平年並みに 大型連休に寒気南下も

2023/04/06 15:18 ウェザーニュース

今日6日(木)、気象庁は4月8日から5月7日までの1か月予報を発表しました。平年よりも気温が高い傾向は4月中旬までで、下旬以降は平年並みに戻る所が多くなる見込みです。

4月中旬は平年より大幅に高くなる予想

この先1か月の気温
4月中旬は暖かな空気が流れ込みやすく、西日本や東日本では初夏の陽気となる見込みです。15日(土)頃からの5日間は気温が平年よりもかなり高くなる可能性があるとして、九州から北海道の広い範囲に高温に関する早期天候情報が発表されました。

気温の高い傾向は、4月下旬になると落ち着いてきます。上空の吹く強い西寄りの風、ジェット気流は平年に近い位置を流れ、北日本は一時的に寒気が南下して、平年よりも低くなるタイミングがある見通しです。

1か月の平均気温は九州北部から北海道で平年より高く、沖縄と奄美、九州南部で平年並みか平年より高い予想となっています。

降水量は平年並みも短時間の強雨に注意

この先1か月の降水量
春の周期変化のパターンとなるため、降水量が極端に多くなる所はないとみられます。1か月の降水量は西日本から北日本で平年並みの見込みです。沖縄や奄美は高気圧に覆われやすく、平年並みか平年より少ない予想となっています。

1か月のトータルでは平年並みでも、4月下旬以降、寒気の影響を受けるようになると、大気の状態が不安定になって短時間の強雨の可能性が出てきます。大型連休の期間中と寒気の南下が重なるケースも考えられますので、要注意です。
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