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気象庁1か月予報 4月後半は高温傾向落ち着く 西日本、東日本は平年並みに

2023/03/30 14:41 ウェザーニュース

今日30日(木)、気象庁は4月1日から4月30日までの1か月予報を発表しました。気温は引き続き平年より高い予想となっています。ただ、4月後半は次第に平年並みに近づく所が多く、高温傾向はようやく落ち着く見込みです。

4月後半は次第に高温傾向が落ち着く

この先1か月の気温
太平洋北部の高気圧の勢力が強く、北日本を中心に暖かな空気の流れ込みやすい状況が続きます。1か月の平均気温は北日本、東日本、西日本で平年より高く、奄美と沖縄は平年並みか平年より高い予想です。

北海道と東北は4月5日(水)頃からの5日間の平均気温が平年よりかなり高くなるとみられることから、高温に関する早期天候情報を発表しました。東北北部や北海道の桜の開花は、平年より大幅に早まる所が多くなりそうです。
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4月の後半になると高気圧の勢力が弱まるため、3月早々から続いていた日本付近の高温傾向も落ち着いてきます。西日本、東日本では平年並みに戻り、北日本も極端な高温ではなくなる見通しです。

関東など太平洋側は雨量が多くなる可能性

この先1か月の降水量
4月のはじめは関東など東日本の太平洋側で気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、天気がすっきりしません。4月中頃からは西日本、東日本で高気圧に覆われやすく、平年よりも晴れる日が多くなる見通しです。

1か月の降水量は沖縄、奄美、西日本、北陸で平年並みか平年より少ない予想となっています。東海や関東甲信、東北は平年並みの予想です。

北海道は周期的な天気の変化で、暖かな空気が流れ込みやすい分だけ、降水量は平年よりも多くなる可能性があります。
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