24日(金)16時25分頃、茨城県北部を震源とするマグニチュード4.7、深さ83kmと推定される地震が発生しました。この地震で茨城県日立市、ひたちなか市、常陸大宮市、栃木県大田原市、福島県矢祭町で最大震度4、関東北部や福島県を中心に震度3の揺れを観測しました。

地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。関東で震度4を観測する地震は去年12月以来で、今年初です。

茨城県北部は太平洋プレートが陸のプレートに沈み込んでいる領域です。今回の震源付近はプレート境界の深さが60km前後と考えられていて、過去の地震はその辺りが多くなっています。今回の地震は少し深い所で起きていることや、地震のメカニズムから、プレート内部の地震とみられます。

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しました。最も大きな地震はアルゼンチンとアフガニスタンでそれぞれ発生したマグニチュード6.5です。

日本時間の22日(水)未明、アフガニスタンの北東部を震源とするマグニチュード6.5、深さ約188kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

震源が深かったため広範囲に揺れが到達し、アフガニスタンや国境を接するパキスタンで建物の被害や土砂災害などが発生し、人的被害も報告されました。

アフガニスタンの北東部では今回と同じように深さ200kmほどの規模の大きな深発地震がしばしば発生しており、2015年にはマグニチュード7.5の地震が起きています。また、インドプレートとユーラシアプレートの境界に近い南側の地域では浅い震源の地震が発生しやすく、去年6月にはマグニチュード6.0ながら、強い揺れにより建物の倒壊などで1000人以上の方が亡くなりました。