九州の太平洋側は山越えの西寄りの風でフェーン現象が発生して気温が上昇、宮崎県日向市では最高気温が29.3℃に達しました。沖縄などの島しょ部をのぞくと、3月の日本歴代3位タイの記録的高温です。

また、午前中は日差しが届いた北日本も気温の高い状態が続き、秋田県五城目町では夏日目前の24.6℃を観測しています。北海道や東北北部の多くの地点で3月として観測史上1位の記録を更新しました。

九州北部から関東にかけても雨の割には気温が高めで、最高気温は東京都心で17.7℃など、平年を上回っています。

※3月の歴代気温（島しょ部のぞく）
　１位：延岡(宮崎)　29.7℃(1979/3/30)
　２位：古江(宮崎)　29.4℃(1979/3/30)
　３位：日向(宮崎)　29.3℃(2023/3/23)
　　　　大分(大分)　29.3℃(2010/3/20)

明日24日(金)は北日本を中心に冷たい空気が流れ込むため、今日よりも気温は低くなります。最高気温は札幌市が今日に比べて4℃低い10℃、秋田市は9℃も低い14℃の予想です。気温の急変で体調を崩さないよう注意をしてください。

関東から西の太平洋側はすっきりしない天気が続くものの、暖かな空気が残るため気温は高めです。関東は午前中を中心に薄日の差す時間帯もあるとみられ、東京都心の最高気温は23℃まで上がる予想となっています。
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