4月の満月、英語で“Pink Moon”
4月の月は、6日(木)13時35分頃に満月の瞬間を迎えます。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは4月の満月を「ピンクムーン(Pink Moon/桃色月)」と呼ぶことがあるそうです。
シバザクラのような鮮やかなピンク色の花が咲く頃という意味だそうで、実際に月がピンク色に見えるわけではありません。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは4月の満月を「ピンクムーン(Pink Moon/桃色月)」と呼ぶことがあるそうです。
シバザクラのような鮮やかなピンク色の花が咲く頃という意味だそうで、実際に月がピンク色に見えるわけではありません。
水星が東方最大離角
水星が4月12日(水)に東方最大離角(※)を迎えます。普段よりも空高くに昇るため、観測しづらい水星を見られるチャンスです。
日の入り30分後の水星の高度(東京)は、4月5日(水)~18日(火)にわたって10度を超えて、12日(水)が最も高く12度台まで昇ります。各地域で大きな違いはなく、今年一番の水星観測チャンスとなります。ただ、水星は空の低い位置に出現するため、西から西北西の空が開けている場所でお楽しみください。
水星より少し高い空では金星も明るく輝きます。水星が見つけづらい場合は、金星を目印に探してみるのもおすすめです。
▼12日(水)に沈む時刻(東京)
太陽 18:11、水星 19:49、金星 21:26
(※)東方最大離角
地球から見て水星が太陽から東側に最も離れる現象のこと。
地球の内側を公転する水星は、見かけ上では太陽から大きく離れることがなく、日の入り後の西の低空か、日の出前の東の低空にしか見えません。太陽から最も離れる最大離角の際は、日没後に普段よりも空高くで昇るため観測チャンスとなります。
日の入り30分後の水星の高度(東京)は、4月5日(水)~18日(火)にわたって10度を超えて、12日(水)が最も高く12度台まで昇ります。各地域で大きな違いはなく、今年一番の水星観測チャンスとなります。ただ、水星は空の低い位置に出現するため、西から西北西の空が開けている場所でお楽しみください。
水星より少し高い空では金星も明るく輝きます。水星が見つけづらい場合は、金星を目印に探してみるのもおすすめです。
▼12日(水)に沈む時刻(東京)
太陽 18:11、水星 19:49、金星 21:26
(※)東方最大離角
地球から見て水星が太陽から東側に最も離れる現象のこと。
地球の内側を公転する水星は、見かけ上では太陽から大きく離れることがなく、日の入り後の西の低空か、日の出前の東の低空にしか見えません。太陽から最も離れる最大離角の際は、日没後に普段よりも空高くで昇るため観測チャンスとなります。
日本の一部地域で“部分日食”
4月20日(木)、インド洋~インドネシア~太平洋で金環皆既日食が起こります。
日本では残念ながら金環日食・皆既日食は見られず、一部の地域で「部分日食(※)」が見られます。
▼日本で部分日食が見られる地域
関東南部や東海の一部地域、伊豆諸島、小笠原諸島、近畿南部、四国南部、九州南部、南西諸島
(※)部分日食
月が太陽の前を横切る時、月によって太陽の一部が隠される現象で、太陽が欠けたように見えます。
日本では残念ながら金環日食・皆既日食は見られず、一部の地域で「部分日食(※)」が見られます。
▼日本で部分日食が見られる地域
関東南部や東海の一部地域、伊豆諸島、小笠原諸島、近畿南部、四国南部、九州南部、南西諸島
(※)部分日食
月が太陽の前を横切る時、月によって太陽の一部が隠される現象で、太陽が欠けたように見えます。
日食が起こる時刻や太陽の欠け具合などは、場所により異なります。今回は南西諸島や小笠原諸島など、南の地域ほど太陽の欠け具合が大きく、食の継続時間は長い予想です。
沖縄県・那覇では、13時35分頃に日食が始まり、14時21分頃に食のピークを迎えます。日食の継続時間は約1時間30分で、ピーク時の食分は0.150です(太陽の直径の15%が隠される)。
日食を観測する際は、肉眼で直接見ることはもちろん、サングラスや雲越しの観測も危険のため、絶対にしないでください。
必ず「日食グラスなど太陽観測用の減光フィルターを用いた道具」を使うようにしてください。「ピンホールを利用する」、「望遠鏡を使って太陽投影板に投影する」などの方法もあります。安全な方法で日食をお楽しみください。
沖縄県・那覇では、13時35分頃に日食が始まり、14時21分頃に食のピークを迎えます。日食の継続時間は約1時間30分で、ピーク時の食分は0.150です(太陽の直径の15%が隠される)。
日食を観測する際は、肉眼で直接見ることはもちろん、サングラスや雲越しの観測も危険のため、絶対にしないでください。
必ず「日食グラスなど太陽観測用の減光フィルターを用いた道具」を使うようにしてください。「ピンホールを利用する」、「望遠鏡を使って太陽投影板に投影する」などの方法もあります。安全な方法で日食をお楽しみください。
4月こと座流星群が活動ピーク
4月23日(日)10時頃、4月こと座流星群の活動が極大を迎える予想です。極大時刻は午前中のため、22日(土)夜~23日(日)明け方にかけてが見頃となります。
出現数は控えめの流星群ですが、今回は月明かりの心配はありません。国立天文台によると、ピーク時には1時間に5個程度の流星が見られそうとのことです。
明るい流星の割合が高い流星群のため、目にできれば印象に残るかもしれません。見えたらラッキー!と思うくらいの気持ちで、気軽に空を見上げてみてください。
流星は夜空のどこにでも現れるため、できるだけ空を広く見るようにして楽しむのがおすすめです。
出現数は控えめの流星群ですが、今回は月明かりの心配はありません。国立天文台によると、ピーク時には1時間に5個程度の流星が見られそうとのことです。
明るい流星の割合が高い流星群のため、目にできれば印象に残るかもしれません。見えたらラッキー!と思うくらいの気持ちで、気軽に空を見上げてみてください。
流星は夜空のどこにでも現れるため、できるだけ空を広く見るようにして楽しむのがおすすめです。
月が金星と火星に接近
4月は日が沈んだあとの西の空で、金星と火星が輝きます。金星と火星の周りには、代表的な冬の星座や明るい星たちの姿もあるため、一緒にぜひお楽しみください。
4月22日(土)~26日(水)には、月が徐々に満ちながら金星と火星に接近します。月は23日(日)に金星と、26日(水)に火星と最接近するため注目です。
▼沈む時刻(東京)
・23日(日) 月 21:45、金星 21:46、火星 24:01
・26日(水) 月 24:27、金星 21:51、火星 23:55
4月22日(土)~26日(水)には、月が徐々に満ちながら金星と火星に接近します。月は23日(日)に金星と、26日(水)に火星と最接近するため注目です。
▼沈む時刻(東京)
・23日(日) 月 21:45、金星 21:46、火星 24:01
・26日(水) 月 24:27、金星 21:51、火星 23:55
参考資料など
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/