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気象庁1か月予報 4月にかけても気温高い傾向 北日本の桜も早咲きに

2023/03/16 15:45 ウェザーニュース

今日16日(木)、気象庁は3月18日から4月17日までの1か月予報を発表しました。3月後半から4月にかけても気温の高い傾向が続き、桜は各地で早咲きが予想されます。西日本から関東は平年よりも雨が降りやすく、降水量が多くなる見込みです。

北日本は急速な雪解けによる災害に注意

この先1か月の気温
この先1か月は日本の南に高気圧が位置するため、南から暖かな空気が流れ込みやすくなります。その一方で、寒気は南下しにくく、気温は全国的に平年より高い予想です。

特に3月22日(水)頃からの5日間の平均気温が平年よりかなり高くなるとみられ、北海道から沖縄までの各地に高温に関する早期天候情報が発表されました。

北日本は3月に入ってから気温の高い日が多く、積雪が急速に減少しています。今後も急ピッチで雪解けが進むため、河川の増水や地すべりなどの融雪災害にはいつもの年以上に注意が必要です。

気温が平年より高い日が続くことで、この後も桜の開花は速いペースで進みます。西日本、東日本だけでなく、北日本も平年より早く咲く所が多い見込みです。
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西日本から関東は雨の日が多く、お花見チャンスは少ないか

この先1か月の降水量
天気は春らしく周期的に変わる見込みです。南から流れ込む暖かく湿った空気が流れ込みやすく、西日本から東海、関東にかけては低気圧や前線の影響を受けやすくなります。

平年のこの時期に比べると晴れる日が少なく、降水量は平年より多い予想です。桜の見頃を迎えるタイミングではありますが、青空の下で満開の桜を楽しめる日が少なくなる可能性があります。

沖縄や東北太平洋側の降水量は平年並みか多い予想、北陸や東北日本海側、北海道は平年並みの見込みです。
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