植物名ではなかった?「菜の花」って何?
菜の花というと、緑色の茎と葉、黄色の花蕾(からい)を持ち、おひたしにして食べるとおいしい植物を思い浮かべます。
「多くの人はあれが菜の花だと思っているでしょうが、菜の花という特定の植物は存在しません。菜の花というのは『アブラナ科アブラナ属の花』の総称です。つまり、アブラナ科アブラナ属であるキャベツやハクサイ、ブロッコリー、コマツナなども菜の花を咲かせるのです。
菜の花は、十字形に黄色い4枚の花びらを咲かせるため、十字花植物とも呼ばれます。
景観では桜の淡いピンクと黄色の菜の花のコントラストが印象的ですが、土手一面に咲いているのは基本的に『セイヨウアブラナ』『アブラナ』『セイヨウカラシナ』のいずれかです。
『アブラナ』は日本在来種で、江戸時代まで油を搾(しぼ)るために栽培されていました。花は、がくがあまり開かず、花びらとがくの間隔が狭いのが特徴です。
『セイヨウアブラナ』は外来種で明治初期に導入されました。含油率が高いので、搾油用として全国に普及しました。花は、がくが大きく開き、花びらから離れています」(小山さん)
「多くの人はあれが菜の花だと思っているでしょうが、菜の花という特定の植物は存在しません。菜の花というのは『アブラナ科アブラナ属の花』の総称です。つまり、アブラナ科アブラナ属であるキャベツやハクサイ、ブロッコリー、コマツナなども菜の花を咲かせるのです。
菜の花は、十字形に黄色い4枚の花びらを咲かせるため、十字花植物とも呼ばれます。
景観では桜の淡いピンクと黄色の菜の花のコントラストが印象的ですが、土手一面に咲いているのは基本的に『セイヨウアブラナ』『アブラナ』『セイヨウカラシナ』のいずれかです。
『アブラナ』は日本在来種で、江戸時代まで油を搾(しぼ)るために栽培されていました。花は、がくがあまり開かず、花びらとがくの間隔が狭いのが特徴です。
『セイヨウアブラナ』は外来種で明治初期に導入されました。含油率が高いので、搾油用として全国に普及しました。花は、がくが大きく開き、花びらから離れています」(小山さん)
菜の花を咲かせる植物のいろいろ
菜花(なばな)という呼び方も聞きますが、菜の花とどう違うのでしょうか。
「前述の通り、アブラナ科アブラナ属すべての花のことをいいます。菜花は、アブラナ科アブラナ属のうち、主として花や葉茎を食するものを指します。具体的にはナタネ、カブ、キャベツ、コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイ、ブロッコリー、カラシナ、ザーサイなどです(食用以外は、観賞用や搾油用)。
コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイなど、葉を若いうちに食べることが多いため、花が咲くイメージが湧かないものも多くありますが、そのまま育てていくと『とう』に黄色い花が咲いて、その花蕾を食用にすることもできます」(小山さん)
毎年春になると、桜と同じ時期に黄色い花を楽しませてくれる菜の花。目で見て楽しむだけでなく、おひたしやパスタで味わってみてはいかがでしょうか。
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「前述の通り、アブラナ科アブラナ属すべての花のことをいいます。菜花は、アブラナ科アブラナ属のうち、主として花や葉茎を食するものを指します。具体的にはナタネ、カブ、キャベツ、コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイ、ブロッコリー、カラシナ、ザーサイなどです(食用以外は、観賞用や搾油用)。
コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイなど、葉を若いうちに食べることが多いため、花が咲くイメージが湧かないものも多くありますが、そのまま育てていくと『とう』に黄色い花が咲いて、その花蕾を食用にすることもできます」(小山さん)
毎年春になると、桜と同じ時期に黄色い花を楽しませてくれる菜の花。目で見て楽しむだけでなく、おひたしやパスタで味わってみてはいかがでしょうか。
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