日本海の低気圧から伸びる寒冷前線が日本列島を通過しており、雨の範囲が西日本から東日本や北日本へと移ってきました。前線の周辺には活発な雨雲が広がっていて、10時30分までの1時間には静岡県伊豆市・天城山で12.0mm、神奈川県平塚市で9.0mmの雨を観測しています。

また、低気圧や前線に向かって強い南寄りの風が吹き込んでいて、10時30分までの最大瞬間風速は北海道札幌市で25.3m/s、秋田県にかほ市で25.9m/s、東京都八王子市で20.1m/sを観測。北海道の石狩地方には暴風警報が発表中です。
» アプリで30時間先までの雨雲雪雲レーダーを見る» 雨雪レーダー

関東はこれから昼過ぎにかけて、東北は15時前後までが雨のピークとなります。北海道は道南や道央が夕方まで、道東では夜にかけて雷を伴った強い雨の降る所がある見込みです。

寒冷前線の周辺は大気の状態が不安定になっているため、突風や雹(ひょう)などを伴うおそれがあるため注意をしてください。

南から暖かな空気が流れ込んでいるため、積雪の多い地域でも雨の所が多く、雨に雪解け水が加わることで河川が増水したり、地すべりが起きるなど、融雪災害の危険性も高まるため、注意が必要です。
» GPS検索 ピンポイント天気予報» ピンポイント天気予報

---

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
いわおさん