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3月の満月「ワームムーン」 広範囲で晴れて絶好の観測日和

2023/03/07 19:17 ウェザーニュース

2023年3月は、今日7日(火)21時40分頃に満月の瞬間を迎えます。3月の満月はアメリカの農事暦で「ワームムーン」とも呼ばれます。

今夜は高気圧に覆われて、広い範囲で穏やかに晴れており、綺麗なお月様が見えています。

夜は冷え込みますので、暖かくして丸いお月さまをお楽しみください。
» 3月の満月「ワームムーン」写真

満月ライブカメラ

※ページ内で動画が再生ができない場合は、Youtubeの「ウェザーニュースチャンネル」からご覧ください。

今夜の満月の様子を生中継でお届けします。屋内からゆっくりお月見をお楽しみください。

3月の満月、英語で”Worm Moon”

農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、暖かくなって地面からミミズ(Earthworm)が出てくるころ、またはカブトムシの幼虫(Worm)が木から出てくるころという意味で、3月の満月を「ワームムーン(Worm Moon/イモムシ月)」と呼ぶようです。

満月とは

太陽、月、地球の位置関係
満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
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参考資料など

The Old Farmers' Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
-たまごくちさん