2月28日(火)から昨日、3月2日(木)は東京都心で4月並みの陽気が続き、それに加えて強い風が吹いたことで、花粉が大量飛散しています。

ウェザーニュースが独自に設置している花粉観測機の観測データを元にした解析値では、3日続けて昨年のピークを大幅に超える飛散数を記録しました。

今日はここ数日に比べると気温が大きく下がり、風も弱まったためようやく花粉の飛散は落ち着いた状況です。それでも上空には多くの花粉が滞留しているとみられ、花粉光環の現れている所があります。

こうした小康状態は一時的で、来週にかけては気温の上昇が予想されているため、西日本から東北南部にかけての広い範囲で花粉が飛びやすくなるとみられます。

各地の花粉飛散予想を見ると、大阪市は明日4日(土)から9日(木)まですべて「非常に多い」で、福岡市や名古屋市もほとんどの日が「非常に多い」予想です。東京都心は雲が多くなる5日(日)～6日(月)が「多い」で留まるものの、その後は「非常に多い」となっています。

高気圧に覆われて風の強まる日は少ないため、昨日までのような極端な飛散量にはならない見通しです。それでもコンスタントに多くの花粉が飛ぶため、花粉症の症状が出やすい方は、日々しっかりと対策を行う必要があります。
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