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北陸地方で「春一番」 昨年より13日遅い発表 暖かな南風で気温も上昇

2023/02/28 15:49 ウェザーニュース

新潟地方気象台は今日2月28日(火)、北陸地方で春一番が吹いたと発表しました。昨年の2月15日に比べて13日遅い、春一番の発表です。

春一番は冬から春への移行期に初めて吹く暖かい南よりの強い風です。今シーズン春一番が観測されたのは九州北部、九州南部、四国に次いで4番目です。
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日本海を進む低気圧に向かって暖かな強風

北海道に近づく低気圧に向かって強い南よりの風が吹き込み、15時までに金沢市で10.7m/s(12時22分)の最大風速を観測。春一番発表の目安となる10m/sを上回りました。また、新潟市でも8.0m/s(14時14分)と風が強まりました。

この暖かな風により気温も上がり、15℃を超えたところが多くなっています。

気象台はこれらを総合的に判断し、春一番が吹いたと判断しました。

北陸地方の春一番の発表は昨年(2022年)が2月15日の観測だったため、昨年より13日遅い発表となります。

▼北陸地方の春一番の目安
・立春から春分までの間
・日本海で低気圧が発達
・気象台で南よりの風で最大風速10m/s以上かつ、別の気象台で最大風速6m/sを観測
・気温は前日より上がる、または同等

花粉飛散にも注意

強い南寄りの風と気温の上昇に伴い、花粉の飛散も本格化してきています。

今後は気温上昇や強風、雨上がりなどの条件に合致する日が出てくると、さらに花粉が飛びやすくなるため、花粉症の症状がある方は万全な対策をするようにしてください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) ピザって10回言ってさん